西予市の人口32,981人を調べて静かに驚いた日 | 東東温温

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東温で、東に温かく、西にもまあまあ温かく。 のんびり暮らす人とまちの、ほっとする日々を記す「東東温温」。

西予市の須崎海岸

 

西予市(せいよし)という文字を見た瞬間、胸の奥にぽつんと灯りが点ったような気がした。
愛媛県の南予にある、海と山が寄り添うように広がるあの街。
気づけば、最近なんだか“遠くの静けさ”みたいなものを求めてしまう僕は、東温市の自宅でコーヒーをすすりながら、つい検索してしまった☕️💻✨


そして、画面に現れた数字。


👉 2025年11月1日現在:32,981人
👉 平成27年(2015年):38,919人


「え、そんなに減ってたの……?」
思わず声が漏れた😮💦
頭の中で、昔歩いた西予市の風景が一気に立ちのぼるように広がって、胸の奥がきゅっと締めつけられた。


◆ ふいに蘇る“空気の重さ”と“光の色” 🌿🌊🌤️


西予市の空気って、ひと言でいうと “五感で覚えてるタイプのやつ” なんだよなぁ。


湿った草の匂い。
雨上がりにふくらむ土の蒸気。
海風がふっと混ざったときに立ちのぼる、ちょっと塩辛くて温かい空気。


その全部がブワッと鼻にくる。
あれ、なんか懐かしいな……って、身体の内側から思い出させられるやつ。


東温市の空気はもっと軽い。
風もサラッとしていて、夕方はスッと涼しくなる。


でも、西予市は違う。
山の影が深くて、空気の粒が少し大きい気がする。
あの “もわっ” と包まれる感覚……まさに南予の空気だなって思う。


風景もそうだ。
光の色が濃い。
夕暮れの山の輪郭は、黒い影が太く柔らかくて、その向こうに太陽がじわっと沈んでいく。


😌🌄🍃


◆ 人口の数字が胸に刺さる瞬間 😢📉


38,919人から32,981人へ。
約6000人減ってしまったと知ると、胸のどこかが静かに沈んだ。


あぁ、あそこの商店街どうなったかな……
あの古い喫茶店はまだあるだろうか……
夜道で聞こえた、遠くの犬の鳴き声。
おばあちゃんが家の前で干していた布団の匂い。


ひとつひとつの思い出の“背景”から、少しずつ人の気配が薄れていくような気がして。
数字って、容赦ない。
でも、そのぶん “現実” を見せてくる。


だけど、不思議と同時に希望みたいなものも湧いてくる。
人が減ることで、
本来の静けさとか、自然の濃さとか、暮らしの余白とかが、はっきり浮かび上がる気がするからだ。


🌙💫


◆ 東温市から見る「ちょっと遠いけど、ちょうどいい距離」 🚗💨🌿


東温から西予へ向かう道は、ある意味で “旅のスイッチ” が入る距離だ。


高速の単調な風景、
ぽつぽつ現れる山の姿、
トンネルを抜けた瞬間の光の変化。


ああいうの、なんか好きなんだよなぁ。
非日常と日常の境目みたいで。


西予市に近づくと、
山が急に大きく見えたり、
空の青が深くなったように感じたり、
海の匂いがうっすら混ざったりする。


「うわ、南予っぽいな〜」って笑ってしまう😄🌄🌬️
あの感じがたまらない。


◆ 減った人口の先にある“静かな希望” ✨🌌


人が少なくなる街は、たしかに寂しい。
それは、どうしても否めない。


でも、静けさの中に新しい価値が生まれ始めることもある。


・手つかずの自然がそのまま残る
・夜の星空が、遮るものなく降りてくる
・人の営みがゆっくり流れる


特に、夜の西予市の空は本当にヤバい。
「空ってこんなに深かった?」と思うくらい、星がぎっしりしてる。


キンとした冷気の中で息を吸うと、
鼻の奥がツンとして、
それがまた気持ちいい。


🌌❄️✨


あの静けさは、減った人口の“残り香”ではなく、
むしろ “これからの街の色” なんじゃないかと感じる。


◆ 僕の中で揺れ続ける、懐かしさ ↔ 寂しさ ↔ 希望 😌💭


西予市のことを考えると、胸の奥の感情がくるくると入れ替わる。


懐かしさがふわっと舞い上がって、
次の瞬間、数字の現実が寂しさを呼び寄せて、
でもふとした匂いの記憶が希望に変わったりする。


この“揺れ”がなんだか好きなんだ。


たとえば、
田んぼの稲の香りが風に乗ってきた瞬間とか、
夕焼けの赤が山に沈む瞬間とか、
冬の空気がきゅっと引き締まる瞬間とか。


五感が目覚めるたびに、記憶が息を吹き返す。
そして未来への想像が、そっと横に並ぶ。


🍃🌅🌬️


◆ 行きたくなる理由は、説明できないくらい自然に湧く ✈️🚙💭


人口を調べた直後は「寂しいなぁ」と思ったくせに、
数分後には「むしろ行きたい」と思い始めている自分がいる。


なんでだろう?
たぶん、数字に揺さぶられたことで、
逆に“街の温度”を思い出してしまったんだろう。


人が減っても、
風の音は変わらない。
光の沈み方も変わらない。
草の匂いも、海の湿気も、夜空の深さも、きっとそこにある。


“今だからこそ見たい景色” が西予市にはある気がする。


🌾🌠🚗


◆ 終わりに:また行こう。気が向いたら、すぐにでも。


西予市の人口を見ながら、
懐かしさ・寂しさ・希望が入り混じった時間を過ごしたわけだけど――


最終的に心に残ったのは、
「行きたい」という、ただそれだけのシンプルな感情だった。


数字に揺れ、
記憶に触れ、
五感が目覚め、
そして未来を想像する。


静かな街の中で、
ゆっくり流れる時間をもう一度味わってみたい。


また近いうち、
東温からふらっと車を出してみようと思う。


🚗💨✨🌄

西予市 公式サイト

 

 

ふと調べていて見つけたのが、
岩手県・久慈市の人口 30,661人 という数字🙂
西予市の32,981人とほとんど変わらなくて、
なんだか“遠く離れた友達”を見つけたみたいでちょっと嬉しくなる😂✨


離れていても、
似たような規模の町が同じように息づいていると思うと、
不思議と心がほぐれるんだよなぁ🌿💭


人口って、
ただの数字じゃなくて、
その街の温度や暮らしのリズムまで伝えてくる気がする🌅😊