松山市の人口が、2025年11月1日時点で 494,811人。
平成27年(2015年)には 514,792人だったから、ざっくり2万人くらい減っている計算になる。
……と、まるで人口統計マニアみたいに語り始めているけど、別に僕は専門家でもなければ、数字に強いタイプでもない。むしろ、コンビニでセルフレジの支払いを押し間違えるレベルの凡人だ。
なのに何でこんな話題を? と言われたら、正直なところ「最近どうも街の空気が変わった気がしたから」ただそれだけ。
そう、ここは愛媛県。
そして僕は、松山ではなく 東温市在住。
東温の住民として日々「松山に隣接してるけど、決して松山ではない」という絶妙な位置を噛みしめながら生活している。
だからこそ、松山の人口が減ったというニュースを聞きかじった時、なんとなく気になって、つい調べてしまったのだ。
そんな “気になったら調べてしまう系男子(30代)” の視点で、今日は東温市民から見た松山市の今を、ゆるく語ってみたい。
🏙️ 愛媛県の県都・松山
松山という街は、愛媛県の県庁所在地であり、四国最大の都市だ。
坊っちゃんだの道後温泉だの松山城だの、全国区のワードをいくつも抱えている。四国の中でも、観光・文化・人口・アクセス、どれをとっても頭一つ抜けている。
それに比べて東温市は……いや、やめておこう。
こういう時、自分の住む街を卑下するのは良くない。
……と、思ったけど一応言わせてほしい。
東温市は自然豊かで暮らしやすいし、空が広くて最高だけど、まあ知名度は控えめだ。
褒めた後に落とす、という高度な言語技術が自然に発動してしまう程度には、東温市民は自己肯定感が鍛えられている。
📉 松山市の人口、なぜ減ってる?(ざっくり感満載の素人考察)
さて、人口。
平成27年の 514,792人 → 2025年の 494,811人。
この10年で減少した理由について、ニュースや行政レポートをがっつり読み込んだわけじゃないけど、東温市在住の肌感覚で言うと──
✔ 1. 若い人が県外へ行く
大学進学や就職で県外へ出て、そのまま帰ってこないパターン。
僕の友人でも「愛媛は好きだけど、仕事がなぁ……」と東京や大阪で定住してしまった人が多い。
✔ 2. 出生数の減少
これは全国的な流れだけど、例外なく松山も影響を受けている。
✔ 3. 松山は便利だけど“都市過ぎない”
これが不思議なポイントで、松山って確かに便利なのだが、逆に言うと「都会のメリットも、田舎のメリットも、どっちも絶妙に足りない」という評価をされがちな場所でもある。
……いや、悪く言ってるわけじゃない。ただ、東温市民から見ても「松山は住みやすい。でも刺激は少ない。良い意味でも悪い意味でも落ち着いている」という印象があるのだ。
✔ 4. 東温・松前・砥部など郊外に流れる人も
車社会なので、広めの家を求めて松山市外の周辺市町に移る人も多い。
僕がまさにそのパターンだし、周りにもちらほらいる。
🚗💨 東温市民から見る松山の“ちょうどいい距離感”
東温市に住んでいると、松山の人口減少は「遠いようで近い」話題だ。
車で20〜30分走れば市街地に出られるし、買い物も病院も仕事も松山に行くことが多い。
その一方で、帰り道に山がドーンと構えていて、空が広がっていて、夜は星がきれいで……そんな田舎的な心地よさもある。
松山に行くたび「やっぱり都会やなぁ(愛媛基準で)」と思うけど、
家に帰れば「もうちょい静かでいいわ」と安心する。
この絶妙なバランスが東温市民の特権だし、同時に“松山の人口減少を完全な他人事にできない”理由でもある。
🤔 松山市の人口減ってるけど、悪いことだけじゃない?
数字だけ見るとネガティブな印象を受けるが、人口が減る=街が衰退、とは限らない。
松山は観光地としての強みがしっかりあるし、生活環境としても成熟している。
むしろ、適度な人の流れと余裕のある街並みのおかげで、県外出身者が「住みやすい」と移住してくる例も増えている。
僕の知り合いにも、県外から松山へ移住した人がいて、口をそろえてこう言う。
「便利だし、食べ物おいしいし、家賃も高くないし、病院も多いし……最高」
確かに、健康診断でわざわざ松山の病院に行く僕からしても、それは理解できる。
ただまあ、東温市民の立場から言えばだ。
「それ全部東温市でもギリ味わえるよ!」
と言いたい気持ちもある。
だけどまあ、ここで強く主張すると“東温市の人間はすぐ張り合う”という悪い評判が立ちそうだからやめておく。
(※自虐ではなく事実と言われるとぐうの音も出ない)
🧭 「愛媛県の中心」はどこなのか問題
松山市の話から少し脱線するが、愛媛県全体を見渡すと「松山中心」「いや、中予・東予・南予それぞれ中心」みたいな議論もある。
ただ、どう転んでも“松山が中心都市”という事実は変わらない。
行政も経済も教育も医療も、松山に集まっている。
そして僕たち東温市は、その松山の“すぐ隣”。
都会の恩恵を受けつつ、自然豊かで、土地も広くて、ちょっとした穴場感もある。
言うなれば、
松山が主役なら、東温市は「美味しい脇役」。
しかし時々、主役を食ってしまいそうなほど出しゃばる脇役。
(※ただし知名度は全国区とは言えない)
そんな立ち位置だと思うと、なんだか悪くない。
📚 調べてみた感想と、東温市民としての“これから”
今回、松山市の人口を軽く調べてみて、いろんなことを感じた。
・人口は減っていても、街としての魅力は衰えていない
・県内の人の動きが変化している
・東温市の住み心地の良さも改めて実感した
・そして「数字を調べただけで偉そうに語る30代男性」という自分の生態に軽い驚きもあった
でも、こういう小さな興味から街を見ると、普段見えなかった景色が少しクリアになる。
東温市の良いところも、松山の良いところも、愛媛県という大きな枠の中でつながっているのだと気づける。
人口が増えるか減るかは、社会全体の流れもあるし、どの自治体も試行錯誤している。
ただ、その中で僕たち住民が“今の街をどう楽しむか”には、まだまだ多くの可能性があると思う。
松山の賑わいもいいし、東温の静けさもいい。
どっちも愛媛県の魅力で、どっちが上とか下とかではない。
……と、最後に無理やり良いことを言ってまとめてみたけど、
こういう締め方をするあたり、ブログでも自虐でもなく、ただの素直な気持ちだ。
というわけで、松山市の人口について思ったことを、東温市民の一人としてダラダラ書いてみた。
次は東温市側の人口も調べてみようかな。
調べ始めると止まらなくなるこの性格、30代にしてようやく厄介さを理解し始めた今日この頃である。
調べていて気づいたんだけど……
なんと大阪府の 東大阪市の人口が478,645人 っていう記事も見つけてしまった😳📊
松山市の494,811人と、数字だけ見ればけっこう近いじゃないかと思って、勝手に親近感が湧いてしまった✨
遠く離れた街なのに、
「似たような人口の町があるんだなぁ」
と妙にほっこりしてしまったのは、きっと僕だけではないはず😊
人口って、こうして比べてみると意外と面白い📘✨

