こんにちは!
立体美容外科です
本日は、
【頬骨手術でお顔がどれだけ小さくなるのか?】
について
症例を見ながら説明したいと思います
頬骨手術やエラ骨手術など
輪郭手術の種類には様々な手術がありますが
エラ骨の場合は
エラ骨が過剰に下方に下がっていて
神経の位置が高い方は1cmでも1.5cmでも削れるので
削る量を調整できるのがエラ骨手術でございます
でも頬骨手術は違います
頬骨手術は本人の骨の厚さぐらい引っ込めます。
頬骨手術でどれだけ引っ込めるのかは
このイメージを見ますと分かりますが
本人の骨の厚さぐらいです。
実際にCTを見ますと
本人の骨の厚さぐらい引っ込まれて
正確に癒合されていることが分かります。
Q) なぜそれだけしか引っ込めないですか?
実際に骨を切って内側に入れると
両サイドの骨が相接していないと骨がくっつかないからです
骨がそれ以上に引っ込まれてしまうと骨同士が相接していないので
骨がくっつかない状態のままになります
他クリニックで手術された方々がご来院されてCTを撮ってみますと
骨が相接していない状態で固定ピンを使って固定した場合があります
その場合は骨同士でくっつかないまま
固定ピンで繋がっている状態になります。
安全な手術とは?
骨が正確に癒合して骨同士で繋がっているのが安全な手術です。
本人の骨の厚さ以上に骨を引っ込めてしまうのは
安全な手術だと言えません
それでは一般的に頬骨はどれぐらい引っ込まれる?
CT上で測ったときに大体
女性の場合は3~5mm
男性の場合は4~7mm
顔幅は両方合わせて1cmぐらい小さくなると患者さんに説明すると
患者さんの反応は
1cmしか減らないですか?
この方は右頬骨は4.9mm
左頬骨は4.45mmぐらいです。
両方合わせて9~10mmぐらい引っ込めることが可能ですね
お顔を小さくするには比率が重要なので
1cmでも十分な効果が得られる!
では、症例を見ながら説明をしたいと思います。
手術前には頬骨が張っていましたが
手術後には解消されたことが分かります。
CTを見てみましょう。
Before
After
手術前は45度頬骨から後ろまで繋がっていた部分が
術後にはもっと内側に骨の厚さぐらい引っ込まれて癒合していることが分かります
上記の術後のCTは6ヶ月目に撮ったCTです。
1年経つとよりスムーズに繋がっていますのでご安心ください
2つ目の方も230度頬骨手術を受けた方です。
術前にごつごつした頬骨ラインが
滑らかに変わったことが分かります。
Before
After
CTで見ますと、
後ろのほうまで繋がっていた頬骨が術後には
本人の骨の厚さぐらい引っ込まれたことが分かります
ここで
患者さんから良く聞かれる質問!
Q) もっと引っ込めることはできませんか?
本人の骨の厚さぐらい引っ込めて正確に癒合されるのが最も重要で
それ以上引っ込めて繋げるのは癒合とは言えない!
固定ピンで繋がっているだけです
もう一人の症例をお見せします。
他クリニックで3D頬骨手術を受けた方です。
固定ピンの除去をされたいとご来院されましたが
相談のためにCTを撮ってみたら驚愕の結果が
CTを撮ってみたら後ろがちゃんと繋がっていない状態でした
骨同士でちゃんとくっつかないまま
その間にいろんな組織に埋もれていて
骨同士が離れている状態でした
この状態だと口を開けたり、噛んだりする際に頬骨が揺れる恐れがある
すごく不便を感じたと思います
3D頬骨手術を受ける際には
欲張るより本人の骨の厚さぐらい引っ込まれるのかを確認して
半年後に後ろのほうも正確に癒合されているのかを確認するのが大事です
顎骨を動かすと
Coronoid Processという筋突起、
その筋突起が前のほうに出ますが
頬骨を引っ込めすぎると顎骨が前方に出てしまうので開口障害発生の恐れが
ですので本人の骨の厚さぐらい引っ込めることをお勧めします
正面からごつごつした頬骨ラインが
術後には滑らかなラインになって
ごつごつしている部分が改善されたことが分かります。
Before
CTを見ますと
術前には頭骨まで繋がっている頬骨が
After
術後7ヶ月目の写真を見ますと
本人の骨の厚さぐらい引っ込まれてしっかり癒合されていることが分かります
以上、横頬骨手術でどれぐらい骨が引っ込められるのかについてお話ししました。
やりすぎ手術より安全な手術を
自分に適する安全な手術に臨むことをお勧めします。