On Fire / Van Halen | 日々是Van Halen

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第1期Van Halen主にDavid Lee Roth氏考察

 

 

「この声がいいね と君が云ったから 5月20日はデイヴ記念日 」云ってません

 

 

こんばんは。超久々にVan HalenDavid Lee Rothさんに寄せていく今夜は、タイトル通り「On Fire/燃えてる!」について素人の考察を語らせていただきたく。うーん、やっとHOMEに戻ったような気分です。伝説のモンスターバンド誕生を知らしめた記念すべきセルフタイトル(1st)アルバム

「Van Halen」ファーイヤ!

 

Van Halen (1978)Van Halen

1.  Runnin’ with the Devil

2.  Eruption

3.  You Really Got Me

4.  Ain’t Talkin’ ’Bout Love

5.  I'm the One

6.  Jamie’s Cryin’

7.  Atomic Punk

8.  Feel Your Love Tonight

9.  Little Dreamer

10. Ice Cream Man 

11.  On Fire

 

11曲目の〆に鎮座まします「On Fire」邦題は「炎の叫び」だったんですか。はえー古くさいぞ、うむ、でもこの古くささがたまらない、たまらなくそそるんである。よって僕の心の声下記参照

「見てくれー!On Fireの邦題だー!デイヴを追ってて、とんでもないものを見つけてしまったー!どうしよう?(棒)」

 

 スタジオアルバムはもちろん文句なしの出来栄え、しかし今夜は1976年発のデモテープ音源のOn Fireを愛でてまいろうぞ。エディ、マイケル、デイヴ氏御歳若冠21歳也、きゃわわアレクサンダー氏23歳という、新卒入者にも満たないような若者ですよ言葉通りの青二才(とは言え上も下もしこたま経験しまくりです)ゴハゴハ‥

今は昔‥それは44年前のお話し‥

 

L.A.タイムズより◆

"1977年1月4日の記事「HOMEGROWN PUNK by Robert Hilburn」によると、ロドニー・ビンゲンハイマーは1976年の夏にガッツァーリクラブでヴァン・ヘイレンを発見、キッスのジーン・シモンズを連れてヴァン・ヘイレンを見に行ったという。その後、シモンズとヴァン・ヘイレンはロサンゼルスのヴィレッジ・レコーダ・スタジオで録音を始め、ニューヨークのエレクトリック・レディ・スタジオでオーバーダブを加えてデモテープを完成させた。シモンズはバンド名を "Daddy Longlegs "に変更したかったが、バンドはヴァン・ヘイレンにこだわった。シモンズはその後、キッスのマネージメントにデモを持って行ったところ、"こりゃ儲からねえ、縁がなかったな "と言われ、それ以上の関与を断念した。"

 

ま?ダディロングレッグス?そらアカンわアカンよそんなバンド名はいやじゃ足長親父?Van Halenで良かったネ申よ感謝します!Van Halenこそ僕らのジャスティス!

 

◆ローリング・ストーン誌より◆

ジーン・シモンズは、1976年に彼が録音したヴァンヘイレンとのデモについて振り返る。シモンズは、デヴュー前のヴァンヘイレンがサンセットストリップのクラブで演奏していたところを見つけ、それをテープに録音してレーベルとの契約を検討したいと申し出た。「私はそのバンドを発見したんだ。彼らを見てサインをしてニューヨークに飛んで行き、エレクトリック・レディ・スタジオで制作作業にあたったよ。彼らは私の会社、Man of 1,000 Facesと契約した。彼らの24トラックのデモ(15曲入り)は私が制作したもので、今でも私が所有している。クールなものがたくさんあるんだけど、バンドはそれを表に出すことを望んでいないんだ。」

 

70年代のヴァン・ヘイレンとの関わりについては、シモンズは以前、キッスのバンドメイトでありマネージャーでもあるビル・オーコインが彼らのデモにほとんど興味を示さなかったために、グループとの仕事をしないことになったと語っている。"BraveWordsによると、シモンズは「デモをバンドに返して、(僕らの)ツアーがあることを伝えた。その後にレコード契約をしようとしたんだけど、それまでは契約を破棄して自由にしたんだ」と語る。「しかし、彼らがワーナー・ブラザースの傘下に入るのに時間はかからなかった」と。

 

なるほど、このタイミングでデイヴ氏のよく言う「俺たちのプロデューサーTed Templeman」 との出会いがあったんですね。さて、こちらがその1976年のデモテープ(の一部)です。 

 

Tracklist:

00:03 On Fire

03:39 Woman In Love

07:02 House Of Pain 

10:25 Runnin' With the Devil 

13:59 She's the Woman 

16:50 Let's Get Rockin' 

19:52 Big Trouble 

23:24 Somebody Get Me a Doctor 

26:26 Babe, Don't Leave Me Alone

29:19 Put Out the Lights

 

音源は長いので聴かなくて良いです。ただし、のっけからの「On Fire」が謎に木こりソングofイントロ。ご興味がありましたらそこだけでも。‥♪キキコ ♪キキコ ♪キキコ ♪キキプーン! 音的素養が貧困なため変な表現ですが、この木こりのノコ引きみたいな♪キキコ♪キキコ‥が脳内から離れてくれません。尚、デイヴ氏が何を歌ってるかと言いますと、まあ、安定のデイヴ氏のデイヴ詞です。あまり気が進みませんがざっくり要訳してみますと

 

「今は10歳のベイビー
音速にまたがって
(よし、野郎ども!)
うわああああああああああああああああああああああああああああ
燃えてる
燃えてる
炎上だ(おっ!)
炎上してる(ふぉーっふぉーっ!)
炎上ぱねえ(ふぉーっふぉーっ!)
火事!火事!!
燃えてきた!
燃えてるってば?
痛っ!」

 

‥なんてこった。歌詞に意味はありませんそして無意味に全く問題ありません、これぞVan Halen(David Lee Roth)クオリティしかし 

Damn, he's so cute?

くっそかわいくね?

この人はゴツい大男のくせに実に睫毛が長くてけしからんのですよそんでなんだよこのふざけた胸毛もう好以下割愛

 

この1:42からの「あもん/ふぁいやぁ~~~」の高音はマイケル・アンソニーさんが一手に引き受けておられると見た。しかもハモりはきっちりギターソロをこなすカリスマ革命児Eddieさまの担当。リードシンガーのデイヴ先生はといえば「あもん‥(I'm On‥)」しか歌ってないように聴こえるのですが?(執拗にイヤホンで聴き込んだ結果)しかもデイヴ先生は途中途中歌パート外で

「ふぁぃぇあ~~~~!(Fire)

「ふおぉぃえ~~~!(Fire)

「ふあぃぅ~!(Fire)

「あぁ~~~っはぁ~!」

「うぅ~がっぢょ?

と好きなように吼えており、ダメ押しにラスト「ふぁいや(超低音)」と、そこに正攻法でない力を割いているような‥これはスタジオアルバムでも同様。ははっ!「自由ってなんだ?David Lee Rothのことさ!」

 

ともあれ、1stアルバムの完成度の高さよ。Van Halen Interviwe 1978 Londonでアレックス氏が述べている通り、週5日間毎晩5時間プレイしていた努力が実ったんだなと。1972年にバンドを結成して以来好きな音楽をコピーしまくり、オリジナルも作曲し、ウィスキーアゴーゴーで無料演奏して来たMightyVan Halen の4人。

 

場数は踏んでるし、そりゃ肝も据わってますよね。なんといってもミスをミスでなくしてしまうデイヴ先生のアドリブというか機転(ごまかし)が当時ウケたようで。あえて失敗させたがった観客も多かったりしてね。デイヴ先生の激しい動きや面白おかしい話しは中々終わらず、演奏チームは延々とイントロを繰り返さざるを得なかったそう。これは楽屋でエディがデイヴに切れても仕方ないです。ジャックダニエルタイムも盛り上がるし、さすがにここまで来るとやっぱりお笑い芸(コメディアン)の要素大

 

天下無敵のパーティロックバンド。そのライヴは笑わせたり喜ばせたり。ド派手な熱量と疾走感。もちろん浮世離れしたエディのギタープレイは最高だし、全員イケメンだし、現実にはない夢の世界にオーディエンスをトリップさせる魔薬のようなものだったのでしょう。そんな時代の寵児がメジャーデビューするとなれば人気が出るのは道理。40年後にハマる僕のような馬の骨もいるわけですし。これからだって、多くのファンが生まれることでしょう。

そして、On Fire(Van Halen)は伝説と語り継がれましたとさ。めでたし・・めでたし

 

 「On Fire/燃えるぜ!」を、というか1970年代のヴァン・ヘイレンについて語ろうにもエイムぶれぶれ。44年前の音が古いと感じない素晴らしさを勢いのままに書いた感じですが。邦題(炎の叫び)は古々しく思うのに、音は21世紀の現在も十二分に戦えるクオリティ。今お読みのそう、あなたに、このウザい熱が少しでも伝われば僕は心より嬉しく思うのです。

 

ご訪問ありがとうございました照れ