人生の師 その10 | 吹けば飛ぶよな家具屋のおやじ

吹けば飛ぶよな家具屋のおやじ

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平成10年から12年くらいにかけて、ABF急成長時代である。

関東ニュウウエーブもまだあり、ABFチラシ研究会など

なくなった宝船の浦和事務所で開かれていた。

講師は船井の中野先生が多かった。


中野先生もニトリの進出が各地で激しく、船井家具研究会もなくなり

このままでは地方の家具店が皆なくなると危惧していた先生であった。


ある日、船井のセミナーにみんなで行った。

そこで小野役員に聞いてみた。

なんとか、家具屋をテコ入れしてくれませんか

といったら、

家具屋さんはお手上げです。

何ともなりません。

と断られてしまった。

そのくらい厳しい戦いに入って行った。


そんな時、ABFで新しい先生が新しい勉強会を開くという。

その名も、山本武男先生。

イトーヨーカドー、今はイッテミヨーカドー。

その北海道で店長をされていて、その後田辺経営でコンサルタント。

独立されてリテイルマネジメントを創業されて、

各種の執筆活動、全国チェーンの飲食店などを指導中。

ということであった。

みな恐る恐る出席したものであった。


そこで言われたことは、

家具屋はなくなる。

だが家具はなくならない。

脱婚礼家具、脱学習机。

など衝撃的な言葉であった。

そしてコト売りという言葉であった。


そのコト売りにまっしぐらに向かって行ったのが

静岡の前沢さんであった。


今までは、私は真っ先に走る人間であったが、

ホームセンターを閉店したばかりであり、

レンタルも失敗していて新しい業態づくりに慎重であった。


それから、前沢さんはまことに目を見張る挑戦をしていった。

しかしながら、数年間の厳しい生みの苦しみを味わうのであった。


ある年末に電話をしたら、来年上昇しなければもううちは

だめだといっていた。

その年になって、急に上昇に転じ今日のピオンを築いていった。

その陰に山本先生ありと知ったのは、のちのことであった。