人生の師 その4 | 吹けば飛ぶよな家具屋のおやじ

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さて、新しい道に着いた私たちはさっそく

研修に入った。 

私たちと言っても二人だけの研修であったが、

入れ替わり立ち替わり講師が来ては新しい道の

説明をしてくれた。


それによればこの道はひとことで、苦買い、の道である。

ということであった。

苦しいことを喜んで実行させていただく。

それによってのみ、みたま、が磨かれるというのである。


それではみたまはあるのかということになると

へその奥にあるという。

でも誰も見た人はいないのだが、

おやかた様のみ見ることができるという。


その、おやかた様には今晩遠くからお目にかかることが

できるという。


おやかた様はいま80歳超えられているが(当時)

ある日、大変な苦労の末に突然神秘になられた。

そして、役目は日本の建て替えであるという。

このままでは日本が危ない。

越えられないところまで追い込まれてしまう。



そのために1000人の磨き抜かれた道友を作り上げて

日本建て替えの大業をなさんとしている。


皆さんもぜひ参加されませんか、ということであった。

 


一緒にいた川上さんと顔を見合せて

どうしたもんかとなった。

自分の会社が立て直せなくて、なんでまた日本が再建できよう、

となる考えであった。


福田元首相(おとうさんのほう)も見えました。

松下幸之助氏も見えました。


と言われても大業がでかすぎて何とも途方に暮れたものだ。


それを説明する講師の皆さんも全国から集まり

奉仕をしているという。

でもなぜか皆、のんきそうであった。


こんな、のんきな苦労知らずの皆さんならば

毎月もどって通えるが、私らは忙しくて

自分の会社のことで首が回らないよ。

と言って断るつもりであった。


でもそれは間違った浅はかな私の見方であった。

道を極めた達人は、誰よりも大変な苦難を背負っていて

それをおくびにも出さず、何の苦労もしていませんよ。

と言って誰から見ても苦労していないように見える人になってこそ

この道の達人であると、あとで知ることとなった。