雪の高速道路 | 吹けば飛ぶよな家具屋のおやじ

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毎日、ストレスのたまる出来事があったので、

温泉に行こうと家内と吉岡の利休に出かけた。

それも雪がちらついていた夕刻であった。


雪見の露天風呂を決め込んでいい気持ちで入っていた。

露天風呂だから、雪は皆溶けてしまい積もるわけもなかった。


油断していた。


外に出ると道路にも積もっているではないか。

高速は整備されていると思って乗ったら、

車が走っていない。


車が見えない。


私の車はノーマルタイヤ。

その限界を超えた積雪であった。


家内と心細く、励ましあいながら走った。

やがて道路整備の車の後ろにつくことができた。


しばらくすると、整備の車は伊勢崎方面に曲がってしまい

いつの間にか私の車が先頭で後ろに一台くっついてきている。

私の車のタイヤ跡をそのまま走っているわけだ。


家まではたしてたどりつけるのか不安である。

藤岡でおりるか迷っていたら、

前に大きなトラックが行く。


途中の坂道の難所はこの後をくっついていけばなんとかなるだろう。


もう二度とごめんだと言いながら走って

やっとのことで吉井インター。


出たところで坂道を下るのだが、

もし何かあればとまることができない。


下まで下がって、信号で止まったら、

動き出す時、スリップしてなかなか思うように

出ていかない。


怖い思いをした極楽の後の出来事でした。