二代目家具屋のおやじ青春期その9 | 吹けば飛ぶよな家具屋のおやじ

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さて、18歳の僕は世の中へ出てやりたかったことのひとつが

パチンコであった。


先輩に連れられて行って、街一番小さいパチンコやと

街一番まずい餃子屋さんを紹介してもらった。


次第に独りで行くようになり、休みの日はまず餃子を食べて

ラーメン食べてパチンコへと出かけた。


最初は少々勝っても、お菓子やたばこと交換していたが

次第に出る機械がわかるようになった。

毎日釘師がいじっているようだが、僕にはそれがわかった。


ある日、ジャンジャン出て、定量ですと言われた。

もうお引き取りくださいということである。

たくさんの球を持って行って、多すぎるので

現金と言ってみた。


何か渡されたが、システムがわからないので

そのまま持ち帰った。

そしたら安全カミソリの刃がたくさん入っていた。

本来、それを裏口かどこかへ持って行って現金と交換

するのであるが、遊び始めのことで持って帰ってしまった。

先輩からは笑われた。


さて、次第にそのパチンコやからは警戒されて

僕が行くと、来た来た来たぞうと言って全員

警戒態勢に入る。

そして、いくらも出ないのに、定量です、の札をかけられて

お引き取りくださいとなり追い出されてしまうようになった。


そこで他のパチンコやへ行ってみたが、全然わからなかった。

そこで、僕も今度はラーメン屋へ行ってビールを飲み、

餃子を3枚か4枚食べたら

翌日、C子ちゃんからくさい、と言われてしまった。

餃子にはニンニクが入っていると気がつかないでいた

当時の僕であった。


そのほかの日課の中に、若旦那が僕を今でいう

キャパクラに連れ出してくれた。

僕がお酒を飲んでも全然顔に出ないので気に入ってくれたようだ。

続く