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こらまた可愛らしい表紙ですな。
今までのやまむらさんの漫画とは一風変わった作風にマッチしていて良いんじゃないでしょうかw

「一風変わった」と言ったのは、これまでのやまむら漫画よりノリが軽いと言うか何と言うか。
本来、無機質な人形である「玖吼理(くくり)」に可愛らしく表情をつけてみたり、
コメディっぽいエピソードをちらほら散りばめてみたり。
これは詩緒のドジっ子設定が効いてますな。
重苦しい空気を振り払ってくれて、良い感じに読み飽きさせませんよ。

そうは言っても、やまむら漫画なのは相変わらずで、
なにやらヘビーなキャラクターが出て参りましたよ。
コレはいかにも匡兵や詩緒の関係者と言った風貌ですな。
次巻から始まる「里がえり編」で、彼(彼女?)が誰なのか明らかになるのでしょう。
「隻(せき)」の血筋を大切にする閉鎖的な村で、
一体どのような謎が明らかになるのか楽しみです。

そして、玖吼理の操縦に関する微妙な伏線が置いてありましたな。
アレが今後一体どういう意味を持って来るのか、色々想像が膨らみますよ。
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アニメ化かぁ・・・。
キャラを見る限りは割と期待できそうな?
ニャンコ先生がどういう動きをするかが楽しみですなw

で、本編ですが。
同級生で夏目の本質を理解してくれる女友達ってのは初めてですな。
これで夏目の学校生活に新たな広がりを見せてくれるでしょうか?
今まで、女友達との交流ってほとんど作中では見られなかったですけど、
彼女が夏目の新しい表情をどんどん引き出してくれると良いですな。

それにしても、あの「顔のでっかいちょびひげ」はなんだかお茶目な妖怪だなぁw
それなりに高位な妖のようですが、一体何者なんだろうね?w

そして、ニャンコ先生の手触りが明らかになってましたが、「つるふか」だったとはw
どうやら毛は生えて無い様ですw
陶器と生物の中間、て感じでしょうか?w
そんなニャンコ先生を、一般人は猫として認識してるのがちょっと不思議ではありますなw
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あらすじ(巻末広告より転載)
ここは「美咲ヶ丘」―――ありふれた町。
学生、フリーター、OL、会社員、主婦。
どこにでも居るような人々の、ベタで平凡・ダメで不器用な日々。
彼らに不意に訪れる「自分」と「人生」が向かい合う瞬間。
そして、それぞれの目に映る風景はたまらなく輝きだす・・・。

美咲ヶ丘と言う街に住む人々を題材にした短編連作です。
だからと言って、特に作品間に横の繋がり見られないんですけどね。

平凡な生活と言う日常に埋もれがちな、
その平凡に生きると言う幸せを改めて認識させてくれる作品ですよ。
一歩を踏み出す勇気や、愛すべき人の居る幸せなど、
地味ゆえに忘れがちな物を再確認させてくれます。
その平凡な生活にふと訪れる、アクシデントや転機などを越え、
自分の足元を見つめ直して生きていく前向きさが凄く良いですね。

地味ですけど深く長い余韻を残してくれる良い作品です。
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となりのネネコさんみそララの作者さんの作品です。
個人的にではあるけど、ハズレが無いですねぇ、この人。

名門私立「藤崎女子中学校」の生徒会役員で、
容姿端麗、成績優秀な超優等生「真木夏緒(マキ)」が、密室の生徒会室で一人、
恋の妄想を膨らませていたのを、
お嬢様学校に不似合いな問題児「倉橋莉子(リコ)」が、
偶然目撃してしまった事から始まる学園コメディ4コマです。

他の生徒からの憧れの二人が、実は密室の生徒会室で、
人知れずおバカな恋のレッスンを繰り広げているギャップが実に楽しいですねw
見た目は非の打ち所の無い美人のマキが、
どこからか仕入れてくる痛い恋愛の知識を実行しようと練習に励むのですが、
その行動の発想が斜め上を行っていてとても笑えますw
そして、リコはそのマキのボケに突っ込むと言う掛け合い漫才の構図なのですが、
リコ自身も恋愛初心者なので、
ときどきリコと一緒に暴走して明後日の方向に更に加速してしまう、
ボケにボケを被せる展開もパワーに溢れてて面白いですw

前半はこんな感じで進行してますけど、
次第に、生徒会室と言う密室で秘密を共有して育む女の子たちの友情物、
と言う側面も出て来て、いい感じにほのぼのとした展開も楽しめますよ。
また、「みそララ」との繋がりもあるので、是非そちらも合わせて読む事をオススメします。
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へい、昴の続編ですよ。
おそらく、実写映画化にタイミングを合わせての連載再開だったのでしょうか?
新たなタイトルは「孤高の月」って感じですかね?

前シリーズの終り方が終り方だっただけに、どういう風に始まるのか想像もつきませんでしたが、
舞台を移してリスタートさせましたな。
確かに、アレックスとのエピソードを引っ張っても、
バレエとは関係無い方向に行ってしまいそうですしね。

で、昴自身は相変わらずの性格破綻者っぷりでしたなw
これから何をやらかしてくれるか分からない危なっかしさが良いですよ。
また、すっかり過去の物として忘れてしまっていたダンスシーンの迫力は、
デモンストレーションの宙返り一発であの痺れる感覚が戻って来ましたよ。
復帰一発目が盲目のダンサーとの競演なんて、
嫌が応にも期待が大きく膨らむってもんですよw

それにしても、色々と少し唐突な感じがしてなりませんでした。
昴の移籍に関するエピソードがコレと言って無くて、
僅かな会話の中で語られているだけでは少し納得がいかないように思いました。
引っ張ってきた張本人のミハイロフ自体が前シリーズでは全く出て来て無いですしね?
例えば、ミハイロフと言う天才が昴をどう認めたか、なんて話があれば、
より昴が引き立つようにも思いますし、
前作からの話の流れもよりスムーズに引き継がれるように思うんですが。
それとも、今後ミハイロフと組む時の為のエピソードとして取って置いてあるとか?

もう一つは、ロールの存在ですな。
前シリーズでは未完の天才として登場したものの、
全く見せ場も無くフェードアウトした彼女が、
今、ポンと登場して昴のライバルとして収まるのは何か座りが悪い気がしてなりません。
彼女にしても、昴に対しての思いは1ページのモノローグだけで終ってるんですよねぇ。
これではなかなか納得がいきませんよ。
今後、昴に触発されて良きライバルとして見合った才能を是非見せ付けて貰いたいですな。
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あらすじ(裏表紙より転載)
主人公は、東京の下町に一人で暮らす、17歳のプロの将棋の棋士「桐山 零」。
しかし、彼は幼い頃、事故で家族を失い、深い孤独を抱えた少年だった。
そんな彼の前に現れたのは、あかり・ひなた・モモの3姉妹。
彼女たちと接する内に零は・・・。
様々な人間が、何かを取り戻していく優しい物語です。

まさか、羽海野さんがヤングアニマルで連載するとは本当に意外でした。
しかも、題材が将棋だって言うんだから更に輪をかけて驚かされましたよ。

で、始まった漫画はと言うと、
ハチクロの重い所と軽い所の濃ゆい所を更に煮詰めた様な漫画でした。
全てを失った少年が、更に孤独な将棋という勝負の世界に身を置いて生きているんですから、
その重さたるやただ事じゃありません。
しかも、その生きる為に見つけた道は、
人を押しのけて生きて行かなければならない非情さを強要したので、
更に少年の心を押し潰して行くんです。

しかし、コメディ部分はとことん明るくしてあるので、
バランスは一応取れているのかもしれませんw
腹を減らした飼い猫たちの必死の形相や、
一癖も二癖もあるライバル棋士たち、無邪気な飯まずネタなど、
ハチクロでの味わったテイストはそのままに味わえますw

ただ、躁鬱がとても激しくて、なんだか凄く危なっかしい感じがするんですよねぇ・・・。
ちと考え過ぎかもしれませんがw

同じ将棋の漫画でも、ハチワンダイバーとは対極にありますなw
あっちは「勝ちたい」と前向きに勝負に向かい、
こっちは「負けたくない」と後ろ向きに向かってるのが印象に残りました。
桐山君もいつか「勝ちたい」と思う様な強いメンタリティーを持てる日が来ると良いのですれど。
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なんだか、随分甘酸っぱいラブコメになって来たなぁ。
勿論、良い意味でね?
お互いを意識し過ぎて、思いが擦れ違ってしまう切ない恋の話がとても良いですよ。

しかし、この手の4コマ漫画って大概「サザエさん時空」に囚われてたりするもんだけど、
この漫画のキャラクター達は珍しく歳をとるみたいですな。
まぁ確かに、いつまでも中学生と小学生のままじゃ恋を発展させようにも限界はあるしなw
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何年ぶりの単行本だろ?
芳文社からメディアワークスへと移籍してからの初単行本です。
しかし、一連の特装版騒動は頂けませんでしたな。
ファンは皆、単行本に飢えていたから、
更にヒートアップしてしまったと言う背景もあるんでしょうが。

表記は1巻となっていますけど、実質3巻として見るべきでしょうね。
こういう場合って、ご新規さん向けにキャラ紹介みたいな話を冒頭に挿入したりするもんですが、
特にそういった配慮も無くふつーに始まってますな。

一応ご新規さんのためにご説明いたしますと、
母子家庭の七瀬家の住人「七瀬幸江」「七瀬八重」親子、
同居人で八重の同級生「青野真紀子」「由崎多汰美」、
その友人の「遼景子」が織り成す、
4コマ漫画らしからぬ画面密度とパンチのきいたネタが売りのホームコメディです。

相変わらず、車とか家電と言った小物が無駄に細かく描写されてますw
4コマ漫画じゃあんまり重要視されない所なのにw
だが、そこが好きだったりするんですがねw
しかし、そう言う完璧主義がこの筆の遅さを招いているとしたら痛し痒しですなw

ネタに関しても相変わらず、ヒネリが効き過ぎて「?」となる所もあったりしますなw
4コマ一つ一つにつけるタイトルの難解さは4コマ漫画随一ではないでしょうかw

で、別冊の未収録本ですが、本編よりも分厚い豪華な仕様となってますよw
トリコロの未収録作品てこんなにあったのね・・・。
だけど何が気に食わなかったんだろね?
俺は普通に面白かったんだけど?

トリコロ以外の初期作品なども収録されてるんですが、
何と言うか、俺はトリコロで初めて海藍さんを知ったんだけど、
この人もやっぱり売れるまでに色々苦労したんだな、と思わされましたw
けっこう絵柄とかが変化していて興味深いですね。
コレじゃ確かに単行本化に到らなかったのも納得、と言った物もあったりね?w
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実は、今だに限定版の箱を開けてなかったりするんですがw
通常版を読んで満足してしまってるのが現状ですわw

で、本編ですが・・・。
いやー、スーパー長谷川研究員タイムですなw
普段、強気な長谷川研究員のウブさにやられましたわw
いきなり手を繋がれて頬を染めてる素の顔が可愛らしいったらありませんよw
4巻での「デートの時に手も繋いでくれない男の横なんて一歩も歩きたくない」ってのがまさかココで効いて来るとはねぇ。
それに、例の酒癖の悪さも見れて大満足ですw
また新たな被害者の心にトラウマを残したようですがw

ストーリー的には、「大団円」と言う言葉がピッタリ来るくらい丸く収まって、
本当に気持ちのいい読後感でした。
それにフランスワインの知識や現状など、
興味深く自然に引き込まれていく構成も見事と言う他無いでしょう。
連載時は休載が多くてイライラさせられていたのが嘘のようですよw

最後に、蛍が放った沢木の後頭部への一撃は、
一体どういう風に解釈すればいいんでしょうね?w
やはり、嫉妬の炎がメラメラと燃え上がったと考えるべきなんでしょうか?w
今後、蛍の身の振り方にどのような選択肢が挙がるのか非常に気になりますw
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