22ステラを分解してみて、今回から相当に組み付けの難易度が上がったなと思った

スローオシュレート機構のお陰で、ウォームシャフトも入れたら

全部で8ヶ所のギアの調整をしなければならないわけで

1ヶ所でもオイルやグリスの選定や塗布量を間違えたら

とんでもない仕上がりになるからである

個人的に期待していた、インフィニティドライブについては

ステラSWに採用されている、05イグジスト以降採用しているような

メインシャフトとピニオンとの非接触機構は採用されておらず残念

朗報があるとすれば、C2000Sクラス比較でドライブギアとピニオンギアの大口径化

18ステラ比較で脱マイクロモジュールと言えるほどの、荒い歯面が頼もしい

早速図解をみて検証していく

1 左が22ステラ、右が18ステラのC2000Sギア比較

  ギアの目は荒く、大口径化している

 あわせて、軸受シャフト系も太くなった

中間ギアも各部に部品を追加採用

ギアを固定するのは、準回転ではスプリングでの締め込み固定

転倒や落下によりスプールを内部に押し込まれた時など

ウォームシャフトが逆回転した場合

ギアとウォームシャフトがフリーになる機構

樹脂製中間ギアの破損防止対策になっている

地味に手がこんでる安全対策である

似たような機構はアンバサダー4600CBのレベルワインド

センター固定にも採用されていた。(セルフセンタリングレベル機構)

これは通常キャスト時にレベルワインドが左右に連動して動くのを

キャスト時レベルワインドが、二つのギアの組み合わせによりセンター位置で強制停止

組み合わせるピニオンギアにスプリングが巻きついていて

正転のスプールフリーでは、バネが広がりピニオンは基本フリー

逆転方向のリトリーブ時にはバネがより締め込まれてレベルワインドが

オシレートする画期的なアイデア。デメリットとしては

スプールの回転が悪くなってしまうこと

結局、このシステムを外した4600CBは恐ろしく飛んだ記憶がある

ギアの歯面が頼もしい、脱マイクロモジュールギアと思われるコンセプト

スローオシュレートになることにより、スプールを上下動する動作は

ローギアになり、初動トルクの軽減にはつながり

巻きの軽さと質感向上が体感出来るかもしれない

しかし、中間ギアが追加された分、メカニカルノイズが気になるかも

密巻きによる、ライントラブル回避の為

18ステラのオシュレート機構を組み込めるかを現在早急に検討している

羽は、ラインがラインローラーに届き難い懸念、それはあえてリスクのような・・・

プライヤーで簡単に引き抜いて外れました(笑)

逆転時のフリー機構、転倒や落下による

スプールが内部に押し込まれる

ケースでの樹脂ギアの損傷防止が図れる(らしい)

18ステラ同様、ピニオンギアとメインシャフトは

接触式のインフィニティドライブ!?

22ステラはラインローラーインパクト(ハード)と

Sシステム類が、基本的に18ステラ同様のリール適合と

取り付け手順にて装着可能。

Sシステムを取り付けの際には、上の穴位置に装着。

ローターナット・カバーへの干渉する場合は

対応として上部を紙やすり等で削っての対応でクリアする

IOSとしては、ラインローラーカムの「羽は外す」を推奨します