上から撮ってみました。
今、取り組んでいる作品は、
いわゆるニードルで描くエッチングではなく、
腐食のみで仕上げている構成的なもの。
もう刷りの段階まで来た。
私には珍しく(?)抽象なので、
「意外な作品」と思う人もいるかもしれない。
しかし、そもそも私は自分の最大の得意技は、
「平面構成」だと思っているので、
自分的には全く意外ではないのだった。
抽象をあまりやらないで来たのは、
いくらでも作品を生み出せそうだからである。
ただ、一点の制作に対して忍耐を強いる時間のかかる
銅版画で、それをやるのは、あまりにももどかしいと考えていた。
最近この思い込みを捨てた。
やれることはジャンジャンやって、時間がない!金がない!とか
嘆きながらドンドン突き進む方が美しいような気がしたからだ。
まぁ、限界はあるだろうが…。
気持ちが青春のウチにやっておきたい。
なんで平面構成が得意だと自負しているかっていうと、
中学の美術の期末テストで、四角の中に三角で平面構成せよ、
という問題があって、試験が終わって答案も配られしばらく経った頃、
授業の終わった教室で、美術の先生から直接
「キミのが学年で一番良かった」と言われたから、なんだね。
うれしかったなぁ~、単純に。
こういう名誉な想い出は、人はずっと忘れないものですね。
銅版画を大人になってから始めたのも、
この先生の授業でやったエッチングが楽しかったのを覚えていたから。
たしか学校の裏手の樹木を描いた。
先生は「キミのは上手だから、一枚くれ」と言って私の作品をもっていった。
この先生は、常に私の作品を高く評価してくれた。
それが今でもけっこうな心の支えになっているかも。
子供の頃に、ホメて伸ばす教育を受けたってことですね(笑)。
