黒に限って注目するというのは、非常に魅力的。
最初に展示されていたのはエッチング。
ルドン、エッチングも上手だった。
でも、その後はほとんどリトグラフ。
強弱のある筆致などはリトグラフのほうが圧倒的に
表現しやすい。魅力的な作品になる。
黒い部分も漆黒のように出る。
個人的な強迫観念を大事にしている感じが好きだ。
単純にテクニックを売りにしている職業画家とはまるで違う。
アカデミックな主題もないではないが、
他人が見たら「え~なんですかこれ~?」というものが多いのは、
個人的な感覚を創作の源にしているからだろう。
そういう作家が私は好きだ。


