40代転職に自己分析は不要！
こんにちは。
40代からのキャリアの可能性を広げる
40代女性の転職活動成功メソッド
キャリアコンサルタントの
大関 沙代子（おおぜきさよこ）です。
転職したい40代女性のご相談にのっていて
よく感じること。
自己分析至上主義。
たとえば、面接練習をしているときも
完璧に自己分析ができていないと
実際の面接練習ができない人、
わりといらっしゃいます。
なんでしょう、40代って
新卒の就職活動のときに
自己分析を徹底的にやりましょう
って言われ始めた最初の世代なんですよね。
リクルート系の研修でよく出てくる
Will-Can-Mustのベン図を埋めないと
自己分析は完成しないって思いが
どうにも強いみたいです。
あのですね。
やりたい
できる
求められている
こんな仕事を
会社員としてやっている人って
世の中にどれくらいいると思いますか？
相当少ないですよ。
ほとんどの人がこの中の1つがあれば
仕事にしていいやって思っているし、
2つでも当てはまるものがあれば上等だと思います。
しかもこの図って、やっかいなのが
Will-Can-Mustをそれぞれ見つけるだけじゃなく
その3つの重なりを仕事にしようってことじゃないですか。
いやいや、そんな仕事、見つかりませんて。
（しかも自分でビジネスを立ち上げるならまだしも、会社員で）
でも、この図にとらわれている人は、
コーチングや自分探しに旅立っていってしまい、
結局転職活動はフェードアウトしてしまいます。
別にコーチング、自分探しの旅が悪いって言ってるわけじゃなくて
「転職するため」という本来の目的がすっぽり抜け落ちて
自分探しが目的化しちゃう人が多いってことです。
特に40代ともなると、振り返る自分が多すぎて
終わらない旅になっちゃうから。
自己分析、自分探しはそこそこでいいんです。
私がたくさんの転職希望者と面接して感じているのは、
自己分析は自分の目指すゴールのうち3割くらいやったら
まずはそこで止めて、
実際に面接練習や応募書類を作って
アウトプットする機会を設けた方がいいです。
実際に文字にしたり、人に話したりしているうちに
足りない自己分析も深まったりします。
生きている間に完璧に自分を知ることなど
誰にもできないのだから、
転職活動用の自己分析はそこそこでOK。
それより企業分析、目の前の相手の研究をしたほうが
よっぽど生産性が高いです。
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