昔からか聞きなれた言葉ではあるが,大相撲そしてプロ野球を見ていると如何に身体が大切か身にしみて思う.横綱稀勢の里は七場所連続の休場で次の場所は進退がかかる場所となることは必至である.将来の横綱候補と言われた照ノ富士は大関まで昇進した力士なのに今場所は十両で相撲をとっている.しかし,相撲内容は全く別人のようである.足に力が入らず見ているほうが苦しくなる.遠藤は大怪我を乗り越えてようやく新三役に昇進した.期待の貴景勝はまだ完璧とは言い難い相撲内容である.
野球界では日本球界に復帰した松坂がなかなか本調子にならない.メジャーのダルビッシュもいい話を聞かない.
無事これ名馬.人並み以上に体調に気を遣い,身体を鍛えて怪我をし難い身体を造る.これこそが何よりも大事な「プロの仕事」なのかもしれない.先日この世を去った鉄人衣笠,今シーズンは試合に出ることを断念したイチローそして50歳を超えてもマウンドに立った山本昌,野球ではないが,まだ現役を続けるサッカーの三浦,人知れず血が滲むような努力があっての偉業と言うことなのだろう.
食べたいものを食べ,飲みたいものを飲み,暇があればごろごろしている人間には到底その入り口の前に立つことも許されることではないだろう.ま,還暦を越えていまさらあくせくすることも無いか・・・等と自分に都合のいいように自分を納得させようと必死の自分には尚更である(笑).