神奈川県135匹多頭飼育崩壊の舞台裏Vol.2〜捕獲前夜〜 | 言葉を話せない動物たちからのSOS ~殺処分される命を救うために~

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3本の脚を虐待できられてしまった育生(なるみ)ちゃんをきっかけに始まったブログででしたが、
チョコママの猫レスキューをしている日常の様子をご紹介してます。素敵なご縁探しもしています。

10/10追記

135の一時避難、及び初期医療に対するご支援を賜りありがとうございました。ご支援はは打ち切りにさせて頂いております。沢山のご協力ありがとうございました。

 
9月28日捕獲前夜20時にセンターから
登録ボランティア宛に
一斉メールが届いた
 
 
スタッフとメールを読みあって
「もう行政に任せようよ」
「ドタキャンしようよ」
「ここまで言われてなんでたんぽぽの里がレスキューしなくちゃいけないんですか?」
右矢印「だって猫がいるんだよ」
 
ハート「止めても無駄ですよ
もう保護するって決めてるんだから」とスタッフ
 
だって、いろんなボランティアさんにお願いをして
やっとその日を迎えるんだから
どんなに悔しくても猫は捕まえると・・・
 
 
 
以下がメールです
 
登録ボランティア各位
 
いつもお世話になっております。
ボランティアの皆様には、日頃からお力添えをいただき、感謝申し上げます。
本日は、管内で発生した多頭飼養案件について、報告させていただきます。
 
成猫譲渡ボランティアの皆様及びグルーミングボランティアの皆様には、すでに、引き出し及びグルーミングのご協力のお願いメールをお送りしているところですが、
複数の多頭飼養案件が、最近になって急に動きが慌ただしくなっており、
本日現在、案件①の13頭、案件②の8頭が所有権放棄され、当所に収容されています。
 
さらに、別件(案件③)で約135頭の猫を飼養している事案について、所管する保健福祉事務所と対応しているところです。
当該保健福祉事務所は飼い主に指導を行っており、様々な状況を踏まえ、計画的に順次引き取りを実施する方向で調整していました。
 
しかし飼養環境が悪いこと及び登録ボランティアから解決に向けた協力の申し出があったこと等から、緊急レスキューを行うこととし、
そのため、急ではありますが、9月29日(火)に当所2階のアニコムふれあいルームにおいて、全頭を一度に引き上げることとしました。
 
当所に引き上げる猫のうち、一部は所有権放棄がなされるため、当所からボランティアの皆様又は一般の方に譲渡を進めていくこととなりますが、
これはごく一部の頭数の予定であり、ほとんどの猫の所有権は飼い主にあるままの一時預かりになる予定です。
 
一時預かりの猫については、協力を申し出た登録ボランティアの方が主導で、シャンプーをし、避妊・去勢手術を実施し、譲渡又は預かりボランティア先に飼養管理をお願いする予定です。(預かりボランティアにご協力いただける方がいらっしゃいましたら、当該登録ボランティアさんに直接おつなぎしますので、ご連絡ください。)
 
なお、今般の事案は緊急案件として対応しておりますので、
今後同様の案件が発生した場合の対応は、諸々の状況を勘案し、その都度検討することになりますことを申し添えます。
 
また、先般よりメールでお知らせしたところですが、すでに当所に収容している案件①、案件②につきましては、
今週以降、さらにそれぞれ10頭程度が収容される予定となっておりますので、
こちらの引き出しにつきましても、引き続きご検討くださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
このメールを見た登録ボランティアさんが
今回一緒にレスキューに携わってくれている
動物愛護推進委員のところに
「○○さんが言ってるのと違うじゃない?
行政がしっかり指導してるなら私たちは手を引くわ」
「行政が指導しているのに余計なことをするから
野良猫の手術ができないじゃない」
右矢印これ、職員にも全く同じ事、
言われてるんですよ
 
 
当該保健福祉事務所は飼い主に指導を行っており、様々な状況を踏まえ、
計画的に順次引き取りを実施する方向で調整していました。
 
右矢印余計なことをして本当に申し訳ありませんでした
でも、私は猫ボラとして正しい選択をしたと思っております
海老名市行政は平成28年から市民からの苦情を受けては
保健所にというばかり
そして今年の5月耐えかねた住民が厚木保健所に相談
5月以降指導に行っても会えない日が・・・
7月県の10頭以上以上の登録用紙を玄関前で渡し提出させる
そしてそのまま数ヶ月の時間が過ぎる
市民からのたんぽぽの里に相談が入る
別件で神奈川県の多頭飼育崩壊があり
20匹ならなんとか・・・
とりあえず会うことに
そしてお家に行く 120匹以上確認
行政に報告
この時点で行政は猫の確認すらしておりません
緊急の保護が必要と何度お願いをしても
♀♂を分けて毎月少しずつ収容していく
♀を優先すれば大丈夫
 
「他の崩壊もあるから
一気に収容なんて無理」
「隔離も検疫も無視しろというのか!!」
「センター内の動物をないがしろにするのか!!」
センターの課長に一喝される
「手術だけして元に戻せばいいじゃないか?」と課長
獣医師として術後の猫をあの場所に戻せるのですか?」と聞けば
「仕方ない!!」
 
どれだけの悔しい思いをしてきたことか
所長にも
「行政としてできることはしています」
「急に保護と言われても、センター内の動物の使用管理もあるので
飼い主の家は期限がないので順次出せばいいのではないですか」と言われた
 
 
子猫が生まれて、いたずらされて、食べられて
具合の悪い猫もいるのに
行政は保護は必要ないという
 
重篤な状態の猫がたくさんいても
15日に4頭を引き上げようとしただけで
それ以降、現場で猫の様子を見る事はなかった
(この4頭はちょこママの判断で捕獲したこともあり
行政に所有権放棄手続きをしたので
フォスター制度ボランティアの一時預かり制度で
たんぽぽの里でお預かりしています)
 
うちで9/15に保護してフォスター制度で預かっても
経過を聞かれる事はなかった
 
このメールを見て、
収容期間中のお手伝いをしたら
センターに睨まれて気まずくなりそうでやめようと思ったけれど
やっぱり一大事と思うからと
たくさんの方々が集まってくださり
 
なんとか8日間をのりきり
144匹を一時避難先に移動完了いたしました
 
 
本当にありがとうございました
 

9/15に保護した
かおりママがお星様になりました。
無気肺。肺水腫。アンモニアガスを曝露してきたから。
産ませていなければと先生と話したら
麻酔から覚めなかったかもと。
 
現場で同じような猫たちがいたと思うと切ない
 
この子たちも
血液が溶血していて
いわゆる新生児黄疸
潜血、糖も尿に出ている
 

いきられるかは、わからない
ただ、今できる事を。
かおりママに代わって子育てが始まります。
 
センターに詰めていた日々が終わった昨日の夜から
かおりママは酸素室に入り、
ちょこママの子育てがはじまった。
まるで、待っていたかのように。
 
助けてあげられなくて
本当にごめんねとしか言えない