休日のお昼過ぎ、
なんだか少し甘いものが食べたくなって、
近くのスーパーへ歩いて出かけてみました。
お天気もすごく良くて、
風が心地よくて、
「せっかくのお休みだから、
ちょっとだけ美味しいものでも買おうかな」
なんて、
軽い気持ちで家を出たんです。
私の場合は、
こういう何気ないお出かけの時間が、
一週間の中で一番好きだったりします。
お気に入りのスニーカーを履いて、
音楽を聴きながら、
のんびり歩く。
こういう時間って、
やっぱりいいですよね。
みなさんは、
休日をどんなふうに過ごしているでしょうか?
さて、
そんな感じでルンルン気分でスーパーに入り、
お菓子売り場へ直行しました。
お目当ては、
もちろんプリンです。
疲れた体には、
やっぱり甘いものが一番です。
トロトロのやつがいいか、
それとも少し固めのレトロなやつがいいか。
棚の前で真剣に悩んでいると、
視界の隅に、
ものすごいオーラを放つ商品が飛び込んできました。
それは、
新商品のプリンでした。
パッケージを見た瞬間、
私は思わず足が止まってしまったんです。
それは、
単なる新商品ではありません。
人によっては、
それ以上の意味を、
持っているのです。
では、
いったい何がそんなにすごかったのか?
問題は、
その『圧倒的な存在感』です。
パッケージには、
「極限までなめらか」
と書いてありました。
極限、ですよ。
なんだか、
科学の実験みたいですよね。
スーパーのプリン売り場なのに、
まるで最先端の研究所に迷い込んだような、
そんな錯覚にとらわれてしまいました。
これは、
ちょっと気になります。
こういうの、
好きなんですよね。
私はすっかり好奇心を刺激されてしまい、
気がついたら、
そのプリンをカゴに入れていました。
お値段も、
普通のプリンより少しお高めです。
「せっかくのお休みだから、
これくらいのご褒美はいいよね」
そう自分に言い聞かせて、
ウキウキしながらレジを済ませました。
足取り軽く家に帰り、
さっそく食べる準備を始めました。
お気に入りのティーカップを用意して、
コーヒーを淹れて。
いよいよ、
その「極限までなめらか」なプリンとご対面です。
スプーンをそっと差し込んでみました。
その瞬間です。
私の世界が、
ガラリと変わってしまいました。
スプーンが、
抵抗なくスッと沈んでいくのです。
まるで、
雲をすくっているかのような、
そんな柔らかさでした。
一口食べてみると、
口の中で一瞬にして消えてしまいました。
消えた、
という表現が一番正しい気がします。
残ったのは、
濃厚なミルクの香りと、
上品な甘みだけ。
これは、
すごいことです。
思った以上でした。
私はあまりの衝撃に、
しばらくスプーンを持ったまま固まってしまいました。
スーパーの棚の隅にひっそりと置かれていた、
ただの新商品。
でもそれを食べたことで、
私の日常が一気に鮮やかになったような気がしたんです。
大げさかもしれませんが、
こういう小さな感動が、
人生には大切なんだと思います。
自分が美味しいものを食べて幸せになる。
それだけではありません。
その美味しさを体験したことで、
心が満たされて、
ちょっと人に優しくなれる気がするんです。
自分の周りも、
なんだか少し温かい空気に包まれるような。
そして、
その環境までも、
心地よいものに変えていく。
プリン一個で、
そこまで考えてしまいました。
人間って、
単純ですね。
でも、
そういう日があってもいいのではないでしょうか。
平日は仕事や家事に追われて、
時間に余裕がなくなってしまうことも多いです。
だからこそ、
休日にこういう小さな冒険をして、
自分を喜ばせてあげる。
そういう時間って、
意外と大事なのかもしれません。
みなさんは、
最近どんな小さな感動があったでしょうか?
美味しいものを食べたとき、
どんなことを考えるでしょうか?
私は今日、
すっかりこのプリンの虜になってしまいました。
明日も買いに行ってしまいそうです。
いや、
きっと行ってしまうでしょう。
こういう出会いがあるから、
スーパー通いはやめられません。
次は、
プリンだけでなく、
他の新商品も試してみようかな。
そんなことを考えながら、
残りのコーヒーをゆっくり飲み干しました。
穏やかな休日の午後は、
こうして静かに過ぎていきました。
また今度、
お散歩がてら、
あのスーパーを覗いてみようと思います。
今度はどんな出会いがあるのか、
今からちょっと楽しみです。
そういえば、
少し、話しは変わりますが、
みなさんは、
お部屋の模様替えとかって、
好きでしょうか?
私は、
なんとなく気分を変えたいなと思ったとき、
よくリビングのラグを替えてみたり、
クッションカバーを新しいものにしてみたりするんです。
それだけで、
お部屋の雰囲気がガラリと変わって、
なんだか新鮮な気持ちになれるから不思議です。
お金をかけなくても、
ちょっとした工夫で、
日常を楽しくすることはできる。
そう考えると、
日々の暮らしって、
自分の工夫次第で、
いくらでも面白くできるのかもしれません。
ちょっと大げさかもしれませんが、
私の小さなこだわりです。
せっかくなので、
最近見つけた、
お気に入りの雑貨屋さんの話もさせてください。
先日、
駅の近くにある小さなビルをふらっと覗いてみたんです。
そしたら、
たまたま見つけた、
すごく可愛いインテリアのお店がありました。
お店の名前は、
たしか、
『木漏れ日(こもれび)の部屋』
だったと思います。
名前からして、
なんだか素敵ですよね。
お店のドアを開けた瞬間、
ふわりと、
優しいアロマの香りが広がってきました。
ラベンダーのような、
ユーカリのような、
すっきりとしながらも温かみのある香りです。
こういう空間にいるだけで、
肩の力がスッと抜けていくのを感じます。
忙しい毎日を送っていると、
どうしても呼吸が浅くなってしまいがちです。
だからこそ、
こういう香りに包まれる時間って、
本当に大切だなと思います。
店内には、
作家さんが一つひとつ手作りしたような、
温かみのある陶器の器や、
リネンのテーブルクロス、
ドライフラワーのリースなどが、
きれいに並べられていました。
どれもこれも、
すごくセンスが良くて、
見ているだけで、
胸がときめいてしまいます。
こういうのって、
やっぱりいいですよね。
特に目を引いたのが、
小さなどこかレトロなガラスのランプでした。
すりガラスのシェードから、
オレンジ色の優しい光がこぼれていて、
見ているだけで、
なんだかホッとするような、
そんなランプです。
あぁ、
これを我が家のリビングの隅に置いたら、
夜の時間がもっと素敵になるだろうな。
そんなふうに、
ついつい想像してしまいました。
でも、
その日はすぐに買わずに、
しばらくお店の中をぐるぐると歩き回って、
じっくりと眺めていただけなんです。
すぐに買わないの?
と思われるかもしれません。
実は、
私にとってこういうお店で過ごす時間は、
「買うため」というよりも、
「心を整えるため」の意味合いが大きいんです。
綺麗なものを見て、
いい香りを嗅いで、
心が満たされる感覚を味わう。
それだけで、
十分すぎるほどお腹いっぱいになってしまうのです。
もちろん、
本当に気に入ったものがあれば買いますが、
ただ見て、
「こういう世界もあるんだな」と感じるだけでも、
日常のちょっとした栄養になります。
みなさんは、
そういうお買い物以外の楽しみ方、
していますでしょうか?
ただウィンドウショッピングをするだけでも、
意外とリフレッシュできたりしますよね。
そういえば、
そのお店の店員さんが、
とても穏やかな雰囲気の女性でした。
無理に商品を勧めてくることもなく、
「ゆっくりご覧になってくださいね」と、
優しく微笑んでくれたんです。
その笑顔が、
すごく印象に残っています。
接客のプロって、
こういうことなんだろうなと思いました。
押しつけがましくなく、
ただそこに寄り添ってくれるような、
そんな温かさ。
私も、
人に対してそんなふうに接することができたら素敵だな、
なんて思ったりしました。
ちょっとした出会いですが、
人の温かさに触れると、
心がじんわりと温かくなります。
プリンを買ったときとは、
また違った種類の幸せですね。
どちらも、
私の日常にとっては、
かけがえのない大切な時間です。
そう考えると、
日々の生活の中には、
小さな幸せのタネが、
たくさん落ちているんだなぁと思います。
ただ、
私たちがそれに気づいていないだけなのかもしれません。
足元ばかり見て歩いていると、
空の美しさや、
道端に咲く小さな花に気づけないように。
意識を少しだけ外に向けてみる。
それだけで、
世界が少しだけ違って見えるから不思議です。
思った以上に、
毎日は色鮮やかで、
面白いことであふれているんです。
あ、
そうそう。
その雑貨屋さんを出たあと、
せっかくなので、
近くのカフェでちょっと一息ついていくことにしました。
歩き疲れた足を休めるために、
ふらっと入ったカフェなのですが、
そこがまた当たりだったんです。
木製のテーブルが並ぶ、
こぢんまりとした静かなカフェでした。
窓際の席に座ると、
午後の柔らかい日差しが、
スーッと差し込んできました。
注文したのは、
ホットのカフェラテと、
自家製のベイクドチーズケーキです。
運ばれてきたカフェラテには、
可愛いハートのラテアートが描かれていました。
こういうちょっとした心遣いって、
すごく嬉しいですよね。
飲むのがもったいないなと思いながらも、
そっと口をつけてみると、
ミルクの泡がふんわりと口の中に広がって、
すっきりと優しい味わいでした。
チーズケーキも、
甘さ控えめで、
ほんのりレモンの香りがして、
いくらでも食べられそうな軽さです。
さっき買ったプリンのことも、
すっかり忘れて、
このチーズケーキの美味しさに浸ってしまいました。
美味しいものを食べて、
お気に入りの空間に身を置く。
これ以上の贅沢って、
ほかにあるでしょうか?
いや、
これで十分です。
むしろ、
こういうささやかな時間が、
一番心を満たしてくれるような気がします。
カフェのBGMには、
静かなアコースティックギターの音楽が流れていて、
時間を忘れて、
ぼーっと窓の外の景色を眺めてしまいました。
道行く人々が、
それぞれの足取りで歩いています。
急ぎ足の人もいれば、
おしゃべりを楽しんでいる学生さんもいる。
犬のお散歩をしているおじいさんも見かけました。
みんな、
それぞれの物語を生きているんだなぁ。
そんな当たり前のことを、
ぼんやりと考えていました。
普段の私は、
家事や仕事で頭がいっぱいで、
自分のことで精一杯になってしまいます。
周りの人のことなんて、
ゆっくり見る余裕もありません。
でも、
こうして一歩立ち止まってみると、
世界は優しく回っているんだなと感じられます。
たまには、
こういう何もしない時間も、
本当に必要ですね。
スケジュールを詰め込んで、
あっちへ行ったりこっちへ行ったりするお出かけも楽しいけれど、
ただただ流れる時間に身を任せるお出かけも、
すごく贅沢でいいなと思いました。
みなさんは、
最近ゆっくり空を見上げたでしょうか?
時間に追われて、
下ばかり向いていませんか?
もし少しでも疲れたなと感じたら、
ぜひ、
お気に入りの飲み物を片手に、
ぼーっとする時間を作ってみてください。
きっと、
凝り固まっていた心が、
少しずつほぐれていくのを感じられるはずです。
さて、
カフェを出る頃には、
すっかり夕方になっていました。
空が、
オレンジ色から淡い紫色へと変わっていく、
一番好きな時間帯です。
家路を急ぐ風が、
少しだけ肌寒く感じられて、
あぁ、
秋が近づいているんだなぁとしみじみ思いました。
季節の移り変わりは早いもので、
気づけば今年もあと少しです。
やり残したことはないかな、
なんて考えてみたりもするけれど、
まぁ、
美味しいものを食べて、
心穏やかに過ごせているなら、
それだけで十分合格点なのかなと思います。
完璧な人間じゃなくてもいい。
毎日一生懸命じゃなくてもいい。
たまにはサボりながら、
自分の機嫌を取りながら、
のんびり歩いていけたらいいですよね。
スーパーのプリンから始まって、
雑貨屋さん巡りをして、
最後はカフェでまったり過ごす。
そんな、
なんでもない休日の一コマでした。
でも、
私にとっては、
すごく特別で、
心から満たされた一日になりました。
こういう日があるから、
明日からもまた、
がんばれそうです。
帰ったら、
さっそくお気に入りの入浴剤を入れて、
ゆっくりお風呂に浸かろうと思います。
そして、
冷蔵庫に入っているプリンを、
もう一度じっくり味わってから、
眠りにつくとしましょう。
想像しただけで、
今夜の楽しみがまた一つ増えました。
みなさんも、
素敵な休日を過ごせたでしょうか?
また今度、
どこかへ出かけたときは、
ここでこっそりお話ししますね。
それでは、
また。