犬吠埼観光ホテル☆ブログ -87ページ目

「ひげなで(髭撫)祭」(香取市)

「ひげなで(髭撫)祭」(香取市)


 本日ご案内するのは、となりまち「香取市」「側高神社」で明明後日(しあさって)の1月13日(日)に開催されます「ひげなで(髭撫)祭」です。

 「側高神社」は、「香取市」「大倉」にある「神社」で、「社格」は「香取神宮摂社」「郷社」です。
 「側高神社」は、「香取神宮」(2010年11月5日・6日のブログ参照)と同じ、「神武天皇18年」の「創建」と伝えられ、「御祭神」は昔から不明となっています。
 「側高神社」は、「香取神宮第一」の「摂社」であり、慶長・元禄と「江戸幕府」の「造営」があり、1908年(明治41年)に「大倉」「字石神代」の「落文神社(おとしぶみじんじゃ)」と「大倉」「字一夜山」の「一夜山神社」(「痘瘡除け」として「信仰」)が合祀されました。

 「側高神社」は、1916年(大正5年)「御大礼記念」として「社殿」を改造、1931年(昭和6年)には「国鉄成田線」「工事」のために「神井」を「現在地」の「鳥居」脇に移設、「県道」(現「国道356号線」)から「階段」を新設しました。
 (現在は通行不可)

 「宮負定雄(みやおいやすお)」(江戸時代の「国学者」)弘化2年「下總名勝図繪」弘化3年「吾嬬免具理下総國の部」によりますと、「側高」の「神」が「香取神」の「命」により、「東北地方」で「馬」を捕え、「牧野」に放ったとの「伝承」があります。
 「側高神社」は、かつての「香取海」に面した「立地」から、「香取神宮」の「前衛」としての「性格」と「下総」の「牧」の「起源」への「関与」が伺われます。
 また「落文神社」は「鹿島神宮」(2010年11月8日・9日・10日のブログ参照)の「神」が「香取神宮」の「神」に「文」を出し、「使いの鹿」が「漁師」に狙われた時に「文」を落とし、その「心労」のために死んだ「鹿」を祀ったもの、後に「文」が見つかった「場所」が近くの「披露」との「伝承」があります。

 「側高神社」の「文化財」ですが、「本殿」が「千葉県」の「県指定有形文化財」に指定されています。
 「側高神社」「本殿」は、「一間社流造」の「本殿」で、「彩色文様」や「彫刻」には桃山時代の「建築様式」の「特色」が見られます。
 「側高神社」は、「香取神宮」の「立替修理」との「貴重」なものです。
 また「側高神社」には、「四箇の甕」があります。
 「四箇の甕」ですが、4つの「瓶」がそれぞれ「春の甕」、「夏の甕」、「秋の甕」、「冬の甕」と呼ばれ、それぞれの「甕」の中の「雨水量」が「その年」の「降水量」を占うと伝わっています。

 「ひげなで(髭撫)祭」は、約800年前の建保2年(鎌倉時代)から続いている「側高神社」に伝わる「五穀豊穣」と「子孫繁栄」を祈願する「伝統行事」です。
 「ひげなで(髭撫)祭」は、「1月第2日曜日」午後、「地区」の「当番引き継ぎ行事」(「他地区」でいう「オビシャ」)で、「羽織袴(はおりはかま)」を着た「新旧当番地区」の「人」が「互い」に向き合って座り、「ひげ(髭)」を撫(な)でたら大きな「椀(わん)」で「お酒」を飲みあいます。
 「ひげなで(髭撫)祭」では、「西側」に座した「当番」が、「東側」に座す「新当番」に「酒」を勧める際、立派な「髭」をなでることから「ひげなで(髭撫)祭」と呼ばれています。
 また「ひげなで(髭撫)祭」では、撫でられた「新当番」は「大椀」で「何杯」も応じるそうです。

 「側高神社」で行われる「新春行事」「ひげなで(髭撫)祭」。
 この機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「ひげなで(髭撫)祭」詳細

 開催日時 1月13日(日) 13時半~

 開催会場 側高神社 香取市大倉5

 問合わせ 側高神社 0478-57-1545

 備考
 「ひげなで(髭撫)祭」当日、「側高神社」境内では「甘酒」などもふるまわれ、「寒さ」を忘れて楽しめるそうです。
 「ひげなで(髭撫)祭」は、「香取市」の「市指定無形民俗文化財」に指定されています。

「小高のはだか参り」(匝瑳市)

「小高のはだか参り」(匝瑳市)


 本日ご案内するのは、近隣市「匝瑳市」「妙長寺」「八坂神社」で今週末の1月13日(日)に開催されます「小高のはだか参り」です。

 「小高のはだか参り」は、毎年「成人の日」の前日、午後10時(22時)~11時(23時)頃に行われる「真冬」の「水ごり行事」です。
 「小高のはだか参り」では、「妙長寺」の「門前」に集まった「下帯」1本の「若者たち」が「辻」で「水垢離(みずごり)」をし、「身」を清めた後、「駆け足」で約500m離れた「八坂神社」まで行き、「無病息災」・「家内安全」・「五穀豊穣」を祈願するそうです。
 「小高のはだか参り」では、「帰り」は「手」を取り合い、「ヒーヒーガンガン」と面白い「かけ声」をあげながら戻ってきて、最後は「お供え餅」も奪い合って終わるそうです。

 「小高のはだか参り」「参加者」は40人前後と「規模」は小さな「祭り」ですが、「奇祭」として「遠方」からの「見物客」も増えているそうです。
 「小高のはだか参り」の「見どころ」のひとつ「水垢離」は、汲み置かれた「水」を「手桶」で勢いよく浴びます。
 すると「体」から「湯気」が湧き出て、その「勇壮さ」に見ている者も興奮するそうです。

 「小高のはだか参り」の「始まり」は、今から300年前、あるいは500年前から行われてきたといわれていますが、詳しい「資料」が残っていないためどのようにして行われてきたのかは定かではありません。
 お参りされる「八坂神社」は「男性器」を模った「棒」が祀られている「子宝の神様」でもあります。
 「小高のはだか参り」は、「成人の日」の「前夜」に行われていることからも、「子孫繁栄」を願って始められたのではないかといわれています。

 なお、「小高のはだか参り」「会場」近くには「駐車場」はありません。
 そのため「匝瑳市」では、「近所のご迷惑にならないようご協力ください。」と呼びかけています。

 凍てつく寒さの中行われる「飯高地区小高」で行われる「勇壮」な「真冬の奇祭」「小高のはだか参り」。
 この機会に「匝瑳市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「小高のはだか参り」詳細

 開催日時 1月13日(日) 22時~23時頃

 開催会場 妙長寺 匝瑳市小高194

 問合わせ 匝瑳市 産業振興課 0479-73-0089

 備考
 「小高のはだか参り」では、「参加希望」の「問い合わせ」が時々あるそうですが、「真冬」の「夜」の「水垢離」はとても寒く、実際の「参加者」は、「小高のはだか参り」を終えると「地元」の「家」の「お風呂」を借りているそうです。
 このため、「一般人」の「参加」は事実上「無理」があるそうです。

「初天神(はつてんじん)」(芝山町)

「初天神(はつてんじん)」(芝山町)


 本日ご案内するのは、近隣市「芝山町」「芝山仁王尊」「観音教寺」で1月14日(祝・月)に開催されます「初天神(はつてんじん)」です。

 「観音教寺」(2011年4月25日のブログ参照)は、「山武郡芝山町」にある「天台宗」の「寺院」で、「山号」は「天応山」です。
 「観音教寺」の「御本尊」「十一面観世音菩薩」であり、「上総国薬師如来霊場」「第28番」(結願)、「新上総国三十三観音霊場」「第33番」(結願)、「東国花の寺百ヶ寺」「千葉6番札所」の「寺」でもあります。
 「観音教寺」の「仁王門」に安置されている「仁王尊」は、「火事除け」、「泥棒除け」の「仁王尊」として知られ、「芝山仁王尊」(2011年4月25日のブログ参照)とも呼ばれています。

 「芝山仁王尊」「観音教寺」の「由緒」ですが、781年(天応元年)「征東大使」「藤原継縄」が「この地」を訪れ「十一面観世音菩薩」を安置したのが「芝山仁王尊」「観音教寺」の「始まり」とされ、その後は「千葉氏」の「帰依」を受けていたそうです。

 「芝山仁王尊」「観音教寺」の「伽藍」ですが、「仁王門」(通常の「仁王門」と違い「左右」の「仁王尊」の前が「畳敷き」の「座敷」になっています。)、「本堂」、「観音教寺三重塔」、「護摩堂」(庫裏)、「不動堂」などとなっています。
 「芝山仁王尊」「観音教寺」の「観音教寺三重塔」は、1955年(昭和30年)12月15日に「千葉県」の「有形文化財」(建造物)に指定されています。
 また「芝山仁王尊」「観音教寺」では、「芝山古墳群出土埴輪」(殿塚・姫塚)(2012年6月9日のブログ参照)等を所有し、「寺内」の「芝山ミューゼアム」に展示されている「芝山古墳群」(2012年5月30日のブログ参照)から出土した「埴輪」(9点)は、1971年(昭和46年)3月26日に「千葉県」の「有形文化財」(考古資料)に指定されています。

 「初天神」は、その年の「最初」の「天神」(「菅原道真」公)を祀る「神社」(「天満宮」・「天神社」)の「縁日」です。

 「芝山仁王尊」「観音教寺」は、1月14日9時半から催行される「行事」で、「学問」の「神様」として信仰される「天神様」の「御法要」を行うそうです。
 「初天神」の行われる「芝山仁王尊」「観音教寺」には、「合格祈願」、「学業成就」を祈願し、「天神様」の「絵馬」に「願い」をかける「参拝者」であふれるそうです。

 「芝山町」の「古刹」「芝山仁王尊」「観音教寺」で催される「天神様」の「御法要」「初天神」。
 この機会に「芝山町」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「初天神」詳細

 開催日  1月14日(祝・月)

 開催会場 芝山仁王尊 観音教寺 山武郡芝山町芝山298

 問合わせ 芝山仁王尊観音教寺 0479-77-0004

 備考
 「芝山仁王尊」「観音教寺」では、1月14日(祝・月)・18日(金)に「お取子祈願執行」が行われます。
 「お取子祈願執行」では、「子供」の健やかな「成長」を祈願するそうです。