犬吠埼観光ホテル☆ブログ -80ページ目

「節分豆まき」・「トンド焼祭」(旭市)

「節分豆まき」・「トンド焼祭」(旭市)


 本日ご案内するのは、となりまち「旭市」「玉崎神社」で2月3日(日)に開催されます「節分豆まき」・「トンド焼祭」です。

 「玉崎神社」(2012年1月1日のブログ参照)は、「旭市」「飯岡」(下総国海上郡)にある「神社」で、「下総国二宮」(論社)、「旧社格」は「郷社」です。
 「玉崎神社」の「主祭神」は、「玉依姫尊(たまよりひめのみこと)」で、「日本武尊(やまとたけるのみこと)」を配祀しています。
 「玉崎神社」の「社殿」によりますと、「景行天皇」40年の「創建」とされています。

 「玉崎神社」「本殿」は、元禄年間(1688年~1704年)に建てられた「一間社流造」で見事な「彫刻」が施されており、また「拝殿」は天保年間(1830年~1844年)の「造営」と伝えられています。
 「玉崎神社」の「境内」には、「平田篤胤歌碑」や「昭和天皇御製碑」、「天の石笛」、「玉崎神社の石塁」(石垣)、「竹久夢二文学碑」、「飯岡助五郎碑」があります。

 「節分豆まき」では、「年男」(その年の干支の生まれの人・12、24、36、48、60、72、84、96、108、120歳になる男性)あるいは「一家」の「主人」が「福は内、鬼は外」といいながら煎った「大豆」をまき、みんな「自分」の「年」の「数」だけ「豆」を食べるとこれから1年「病気」にならないと言われています。
 また「妊婦」のいる「家庭」ではこの「豆」を「安産」の「お守り」にもするそうです。
 「節分豆まき」は、もともと「宮中」の「行事」が「一般家庭」に普及したものとされています。
 「節分」は、「宮中」の「追儺」の「儀式」で、「鬼」に扮した「人」を、「矢」などで追い払うものであったそうで、それが次第に広がり現在の「形」になっていったそうです。
 最近は大きな「神社」などで「芸能人」や「スポーツ選手」などを招いて「豆まき」を行っています。

 「豆まき」につかう「大豆」は硬く、硬いものというのは「木火土金水」の「五行」で「金」に属するそうです。
 この「大豆」を最初「煎る」ことによって「火気」にあてられ、「火剋金」の「原理」で剋された上に、「鬼は外」といって「外」にまかれて捨てられたり、「福は内」といってまかれてから「人々」に食べられたりします。
 古来「疫病」や「災厄」というのも「金気」に属するものと考えられており、「豆」は「鬼」をやっつける「道具」でありながら実は「鬼」そのものであり、「豆まき」は「邪気」を祓うとともに、「金」の「気」を剋することで「金剋木」で「金気」に剋されるはずの「木」の「気」、つまり「春の気」を助ける「行事」、「春」を呼ぶ「行事」でもあるそうです。

 「トンド焼祭」は、「民俗学」的な「見地」からは、「門松」や「注連飾り」によって出迎えた「歳神」を、それらを焼くことによって「炎」と共に見送る「意味」があるとされ、「お盆」にも「火」を燃やす「習俗」がありますが、こちらは「先祖の霊」を迎えたり、そののち送り出す「民間習俗」が「仏教」と混合したものと考えられています。

 「トンド焼き」は「とんど」、「どんど」、「どんど焼き」、「どんど(歳徳)焼き」、「どんと焼き」とも言われていますが、「歳徳神」を祭る「慣わし」が主体であった「地域」ではそう呼ばれ、「出雲方面」の「風習」が発祥であろうと考えられています。
 「とんど」を「爆竹」と当てて記述する「文献」もあり、これは燃やす際に「青竹」が爆ぜることからつけられた「当て字」であろうと考えられています。

 「玉崎神社」「節分豆まき」・「トンド焼き祭」では、「景品」付きの「豆まき」を実施。
 同時に「正月飾り」などを燃やす「トンド焼き」も行われます。
 なお「玉崎神社」「豆まき参加者」は7000円で「先着」100人で「受付」していました。
 (1月25日(金)に締め切りされています。)

 「東総」の「古社」「玉崎神社」で行われる「年中祭祀」「節分豆まき」・「トンド焼祭」。
 この機会に「旭市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「節分豆まき」・「トンド焼祭」詳細

 開催日時 2月3日(日) 18時~

 開催会場 玉崎神社 旭市飯岡2126

 問合わせ 玉崎神社 0479-57-2278

 備考
 「玉崎神社」「トンド焼き」では「古神札」・「〆縄」・「門松」が焼かれ、この「火」にあたると「無病息災」であると言われています。

「鹿島神宮」「節分祭」(鹿嶋市)

「鹿島神宮」「節分祭」(鹿嶋市)


 本日ご案内するのは、近隣市「鹿嶋市」「鹿島神宮」で2月3日(日)に開催されます「節分祭」です。

 「鹿島神宮」(2010年11月8日・9日・10日のブログ参照)は、皇紀元年(紀元前660年)の「建造」と伝えられ、「東国三社」(2010年10月23日のブログ参照)のひとつにも数えられる「名社」です。
 「鹿島神宮」の「御祭神」は「香取神宮」(2010年11月5日・6日のブログ参照)の「経津主神(ふつぬしのかみ)」とともに、「天孫降臨(てんそんこうりん)」に先立ち「国譲り」の「交渉」をしたといわれる「武甕槌神(たけみかづちのかみ)」です。

 「武甕槌神」は「武の神」として古くから「皇室」や「藤原氏」の「崇敬」を受け、さらに鎌倉時代以降は「武家政権」の「信仰」も得て、「社殿」・「楼門」・「宝物類」の「奉納」や「所領寄進」が繰り返されてきました。
 「鹿島神宮」「楼門」は、寛永11年(1634年)、「徳川頼房」公が奉納した「楼門」で「日本三大楼門」のひとつとして知られています。
 「鹿島神宮」「楼門」は、「緑」の中にひときわ「朱色」が鮮やかな「楼門」で、「鹿島神宮」「楼門」の「扁額」は「東郷平八郎元帥」の「直筆」によるものだそうです。

 また「鹿島神宮」では80以上もの「年中行事」を行っており、「年中行事」の中では「祭頭祭」(2012年3月2日のブログ参照)、「神幸祭」(2012年8月26日のブログ参照)、また12年に一度「午年」ごとに行われる「御船祭」が特に有名です。

 「鹿島神宮」「節分祭」では、「鹿島神宮」の「本殿」前に特別に設置された「特設舞台」の上から、「福は内」の「掛け声」とともに「年男年女」が盛大に「豆まき」を行います。
 「鹿島神宮」「節分祭」は、15時からと18時からの「2回」行われ、2回とも「神事」、「追儺(ついな)」の後に「豆まき」が行われます。
 なお「鹿島神宮」「節分祭」は、「外」での「行事」のため、「温かい格好でお集まり下さい。」と呼びかけています。

 ちなみに「追儺」とは「射たりや射たり」と叫び「鏑矢」を打ち、「鬼」を払う「所作」をし、「鹿島神宮」「境内」には「鬼」がいないとされます。
 そのため、「豆まき」では「福は内」とだけ「声」をかけ、「鬼は外」とは言わないそうです。
 また「1回目」・「2回目」ともに、「塚原卜伝(つかはらぼくでん)」(2011年11月29日のブログ参照)「キャラクター」「ぼくでん」が「特別年男」として「豆まき」に参加するそうです。

 「新春」を迎え「四季」が始まる「節目の日」「節分」に行われる「行事」「鹿島神宮」「節分祭」。
 この機会に「鹿嶋市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「節分祭」詳細

 開催日時 2月3日(日) 15時~

 開催会場 鹿島神宮 本殿前特設会場 茨城県鹿嶋市宮中2306-1

 問合わせ 鹿島神宮 0299-82-1209

 備考
 「鹿島神宮」「節分祭」には、例年「Jリーグ」「鹿島アントラーズ」の「選手」も参加され、賑わうそうです。

「水神社」「永代大御神楽」(旭市)

「水神社」「永代大御神楽」(旭市)


 本日ご案内するのは、となりまち「旭市」「水神社」で2月3日(日)に開催されます「水神社」「永代大御神楽」です。

 「水神社」は、1301年に創建され、旧「海上町」「後草地区」では古くから、「村の鎮守」として深い「信仰」を集めてきました。
 「水神社」の「鳥居」には、天和3年(1683年)建立の「銘」があり、「石鳥居」としては「千葉県」でも古い「鳥居」なのだそうです。
 しかし「水神社」「石鳥居」は、昭和46年(1971年)に「台風25号」のために倒れ、「貫」が折れて取り替えたそうです。
 また「水神社」の「鳥居の様式」は「明神鳥居」で「願主別当金蔵院住持長宝石工 六兵衛作之」の「銘」が読むことができます。

 「水神社」「永代大御神楽」は、「旭市」「後草地区」の「村の鎮守」として深い「信仰」を集めてきた「水神社」で毎年2月の「第1日曜日」に奉納されている「神楽」です。
 「水神社」「永代大御神楽」は、鎌倉時代から800年も続いており、「永代大御神楽」の「内容」ですが、「豊年万作」を記念して「春先」に奉納した「岩戸神楽」の「系列」といわれています。
 「水神社」「永代大御神楽」は、古式ゆかしい「衣装」に「身」を包んだ「優雅」な「舞」は、いにしえの「情景」を今に色濃く伝えています。

 「水神社」「永代大御神楽」は昔、「旧暦」の2月8日「村祈念」に行われていましたが、その後「新暦」の2月1日に変わり、現在は2月の「第1日曜日」に実施されています。
 「水神社」「永代大御神楽」では「オドウ」(当番制)と決まった「家」から「神社」に参進の上、「神楽殿」(神楽舞台)で演舞することになっています。

 「水神社」「永代大御神楽」の「特長」は「オドウ」と呼ばれる「当屋制」が残っていることで、「後草地区」は「字(あざ)後草区」(335戸)と「字広原区」(約600戸)で構成され、1年交代で「オドウ」を務めており、2010年の「オドウ」は「後草区」の「担当」であったそうです。

 「水神社」「永代大御神楽」の「内容」は「記紀神話」に基づく「岩戸神楽」ですが、「手力男」が具体的に「岩戸」を開ける「所作」がないそうで、これは「千葉県」「北東部」の「下総神楽」の「特長」なのだそうです。
 「水神社」「永代大御神楽」の「内容」ですが、「素盞鳴尊(すさのおのみこと)」の「乱暴」な「行状」に怒り「天の岩戸」に隠れた「天照大神(あまてらすおおかみ)」の「神話」を演じるものです。

 「水神社」「永代大御神楽」は次の「十二座」から成り、以下の通りとなっています。

 1 猿田彦命(さるたひこのみこと) (天狗)
 2 天鈿女命(あまのうずめのみこと)
 3 三(参)宝荒神
 4 八幡大神
 5 天手力男命(あめのたぢからおのみこと)
 6 榊葉
 7 稲荷保食命(稲荷キリ)
 8 田神(田ノ神)・種播(稲荷と狐)
 9 春日大神
 10 恵比寿大黒
 11 乙女の命(乙女)
 12 素盞鳴尊(すさのおのみこと)(〆切)
 となっています。
 (現在9「春日大神」は40年以上演じていないそうです。)

 「後草地区」の「鎮守」「水神社」で行われる古式ゆかしい「伝統の神楽」「永代大御神楽」。
 この機会に「旭市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「水神社」「永代大御神楽」詳細

 開催日時 2月3日(日) 12時頃~

 開催会場 水神社 旭市後草1923

 問合わせ 旭市生涯学習課 0479-55-5728

 備考
 「水神社」「永代大御神楽」に使われる「神楽面」は16面だそうです。
 また「水神社」「永代大御神楽」は「千葉県」の「県指定無形文化財」(昭和29年指定)に指定されています。