犬吠埼観光ホテル☆ブログ -447ページ目

外川駅の「河津桜」(銚子市)

外川駅の「河津桜」(銚子市)
 晴天が続き、暖かい立春を迎えた犬吠埼。
 「立春」は「冬至」と「春分」の中間にあたり、本日から立夏の前日までが春となります。

 そんな中、本日ご紹介するのは、地元銚子市外川「銚子電鉄」「外川駅」の「河津桜(かわづざくら)」です。

 皆さんご存知の「銚子電鉄」。
 今日も、ある時は市民の足として、ある時は観光地までの観光客の交通手段として活躍している「電車」です。
 町中の始発駅「銚子駅」から海沿いの終着駅「外川駅」までの6.4kmをのんびり走る姿は趣のあるなんとも言えない良さがあります。

 今回ご紹介する「外川駅」「河津桜」は、書籍「とっておき、銚子散歩」(稲葉豊和著、アクセス出版)の10周年を記念して植樹されたものです。
 「河津桜」の植樹は、平成19年12月18日に行われ、「銚子電鉄」を側面から応援し、銚子観光振興に寄与する目的で二本の桜を植えられたそうです。

 ちなみに「とっておき、銚子散歩」は、銚子を楽しむためのガイドブックで、副題にあるように「銚子を愛する人のためのハンドブック」です。
 平成9年に発刊、平成17年に改訂版が発行されています。

 「河津桜」の選定理由は、「銚子電鉄」沿線に桜が少ないことから花種を選定したそうで、趣のある駅舎が特徴の「外川駅」に二本の桜が植わっています。
 今回その「河津桜」がはじめて一輪の花を咲かせたそうです。
 またつぼみを持っているようなので、順次開花していくようです。

 一足早い春を感じに「銚子電鉄」「外川駅」に足を伸ばしてみませんか?

 外川駅 データ

 所在地   銚子市外川町2-10636

 開業年月日 1923年(大正12年)7月5日

 備考
 「外川駅」周辺は、先(2010年12月13日)のブログで紹介しました「外川の町並み」がある「まち歩き」(坂歩き)の楽しいまちです。
 「外川駅」周辺にある「大杉神社」の境内には、「外川の開祖」「崎山治郎右衛門」の「顕彰碑」と、「源俊頼(みなもとのとしより)」の歌碑が立っているそうです。
 「源俊頼」(平安時代後期の官人・歌人。大納言・源経信の三男)。

春を告げる梅「浄国寺」(銚子市)

春を告げる梅「浄国寺」(銚子市)



 本日二つ目に紹介するのは、先(2010年11月23日)のブログでアップした「浄国寺」「梅の開花」です。

 「浄国寺」は、市内春日町にある「浄土宗」の名刹。
 「浄土宗第三祖然阿良忠上人」によって開山された寺院です。

 「浄国寺」境内には、樹齢100年にも及ぶ雌雄一対の「大銀杏」をはじめ、松、梅などの古木がありら開花時期には多くの人が訪れます。
 今日(2月4日)現在で境内の「白梅」や「紅梅」が次々に開花しているようです。

 「浄国寺」本堂右手にある樹齢300年という古木の「白梅」は、銚子気象台の「梅の開花標準木」となっており、開花が近づくと、担当者が開花の調査をします。
 今年は、1月12日(水)午前11時16分に開花を確認。
 平年に比べ13日、昨年よりも7日も早い開花であったようです。

 なお、「浄国寺」境内には約50本の「梅」の木があり、2月中は参詣者に清らかで気品ある香りで迎えてくれるようです。

 江戸端唄のひとつ「梅は咲いたか 桜はまだかいな」とあるように、春の訪れ「梅の開花」を愛でにお出かけしてみませんか?

 浄国寺 詳細

 所在地  銚子市春日町23

 問合わせ 0479-22-1210

 備考
 いつもの年だと「紅梅」、「白梅」の順で咲いていますが、今年は一緒(同時)に咲いたそうです。

大杉神社(茨城県稲敷市)

大杉神社(茨城県稲敷市)
 2月3日の旧正月、日本晴れな犬吠埼。
 夜半に降った雨も朝方には上がり、過ごしやすい立春の前日です。

 さて、本日ご紹介するのは、近隣市「茨城県稲敷市」「大杉神社」です。

 先(2月1日)のブログでご案内しました「節分特別祈願祭」を開催する「大杉神社」。
 稲敷を代表する神社のひとつです。
 「大杉神社」の通称は「あんばさま」。
 通称の由来ですが、古来よりランドマークの役割を果たしていた巨大な「大杉」を「あんばさま」と呼ばれていたからだと言われています。
 巨大な「大杉」は、ある時は常総内湾の人々の信仰の対象として、また人々の交通標識の役割を果たしていたようです。

 「大杉神社」の旧社格は「郷社」で、第二次世界大戦後に、「別表神社」となったそうです。

 「大杉神社」の創建は「神護景雲元年」(767年)と伝えられています。
 当時都が置かれていた大和国(奈良県)を旅立った「勝道上人」は、下野国二荒山(栃木県日光)を目指す途中、「大杉神社」に着くと病苦で喘ぐ民衆がいて、その民衆を救うべく、巨杉に祈念すると「三輪明神」(奈良県三輪の大神神社)が飛び移り、病魔を退散せしめたそうです。(大杉神社HPより抜粋)
 文治年間には、その容貌が巨体、紫髭、碧眼、鼻高であった「常陸坊海存(海尊)」が「大杉大明神」の御神徳によって、数々の奇跡を示したことから、「海存」は「大杉大明神」の眷属で、天狗であるとの信仰へと発展したようです。
 当初は「烏天狗」を御眷属としていたようですが、後に「陰陽一対」として「鼻高天狗」「烏天狗」の両天狗を御眷属とすることになったようです。

 「仁治2年」(1241年)に京都の「今宮神社」から「大己貴命(おおなむちのみこと)」、「少彦名命(すくなびこな)」を勧請し合祀されたそうです。

 江戸時代以降、「疱瘡(ほうそう)除け」や「水上交通の神」として、関東一円と東北の太平洋側に信仰が広がったそうです。

 「大杉神社」の御祭神は「倭大物主櫛甕玉命(やまとおおものぬしくしみかたまのみこと)」及び「大己貴命」、「少彦名命」です。
 「大杉」の社名は、境内の「御神木」「大杉」(駐車場側にあるのが「次郎杉」、社殿左奥にあるのが「三郎杉」)を神体としていることによるそうです。

 「大杉神社」には、現在も多くの地域からの参拝者の方が訪れ、「厄除け」「八方除け」「星除け」を中心として、「夢むすび」「交通安全」などの祈願しています。
 また「大杉神社」入口玄関「麒麟門」を入って右側にある「末社」「大国神社」には、「金運」をもとめて参拝される方々が訪れ、社務所右奥手に位置する「勝馬神社」には競馬関係者をはじめ、競馬ファンの方の参拝が多いようです。
 さらに「勝馬神社」となりにある「相生神社」には、「子授け」に御利益があるとされ、「子授棒」を求めて来られる方がたくさんいらっしゃるそうです。

 稲敷に関東、東北地方に分布する「大杉神社」(あんばさま)の総本社あり。
 稲敷のパワースポットにお出かけしてみてはいかがでしょうか?

 「大杉神社」詳細

 所在地  茨城県稲敷市阿波958

 問合わせ 0298-64-2613

 備考
 現在では、いかなる願いも叶えた「海存」の奇跡に由来し、「大杉神社」を「夢むすび大明神」と称し、「鼻高天狗」は「ねがい天狗」、「烏天狗」は「かない天狗」と呼ばれるようになったそうです。
 また「大杉神社」に伝承されている「あんば囃子」ですが、元和3年(1617年)に「銚子」の「田中玄蕃」氏が「醤油の醸造」の成功祈願のお礼として、「十二座神楽」とともに紀州より伝えられたのが初源とされているそうです。