みなさま、こんにちは
行政書士の佐久間です。
NHKなどで報道されたためご存知の方も多いと思いますが、
8月の上旬に東京入管で新型コロナウイルスのクラスターが発生してしまいました。
東京入国管理局は①大勢が押し寄せ、②窓が全くない「密封」された空間で、③カウンター越しに多くの人が入管職員さんと「会話」する
典型的な3密空間であるため、コロナ事態の発生当初から危険な場所と認識していましたが、やはり時間の問題であったようです。
東京入管も手をこまねいていたわけではなく、3密を避けようと「入場規制」をかなり前から導入していましたが、
8月21日(金)に申請に出向いたときにも、2階Bカウンターはかなり空いていたものの、受け取りのAカウンター近辺は大混雑で、
入場規制の意味がどれだけあるのか極めて疑問をかんじる状態でした。
8月21日はAカウンターで2時間30分待たされたのですが、さすがにそのフロアにとどまることは危険と判断したため、
いったん品川駅まで戻って、人との十分な距離を確保できる空いているカフェで時間を過ごしました。
あの「密」な空間に2時間以上滞在することはどう考えてもリスクでしかないので、品川駅に戻り、時間になったころに東京入管へふたたび出向く「バス代」を惜しむ理由はないように思います。
しかし何人待ちなら何時間くらい待たされるという、待ち時間におおよその見当をつけられるビザ申請のプロと違い、
一般のかたは見当もつかないと思いますので、ため息をつきながらひたすらソファで待つしかないようです。
多くのかたが待ちくたびれて、何人も大きなため息をつかれているのが印象的でした。
東京入管はずいぶん前から入場規制に取り組んできたので、決して手をこまねいていたわけではありませんが、
3月から7月までに在留期限を迎える方の更新・変更申請は満了日から3か月後まで可能という特例を、
8月以降に在留期限を迎える方については取りやめてしまいました。
また、密を避けるため行政書士のために設けられた4階のFカウンターも、クラスター発生を機に中断されてしまいました。
この2つの措置には合理的理由があるようには思えず、首をかしげるばかりです。
ただ東京入管は別のあらたな取り組みもはじめていて、許可される方の「一部」の方については、土曜日の受け取りが可能なようになっています。これには正直、驚きました。
※許可時に職員さんから説明が必要な一般のかたは、平日のみの受け取りのような気がします。
平日の密を少しでも解消しとうとする努力と思われますが、入管職員さんが土曜日に出勤することを意味しますので、
感染防止に向け努力をされていると評価できると思います。
新型コロナウイルスのワクチンの話題がときおりニュースとなっていますが、早く実現して、収束に向かってくれることを願うばかりです。
それまでは、いろいろな不便はあっても、みんなで乗り越えるしかないですね。
がんばりましょう
〇おまけ ※ご興味のあるかたはどうぞ。
・配偶者ビザ
・配偶者ビザ コロナ
・配偶者ビザ 条件
・配偶者ビザ 必要書類
・在留資格変更許可申請書
〇参考:NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200809/k10012559401000.html
以上