一筋縄ではいかないコロナ禍における外国人のしごとの確保 | アルファサポート行政書士事務所代表SAKUMAのブログ

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みなさま、こんにちは。
行政書士の佐久間です!!

今日、NHKで、ハートネットTV「先が見えない コロナ禍の外国人派遣労働者」を観ました。

 

外国人労働者
(NHKホームページより引用)

岐阜県で派遣会社を経営する日系ブラジル人2世の林田さんの奮闘を描くドキュメンタリーでしたが、非常に印象的な場面がありました。

林田さんの派遣会社で働いていたブラジル人男性がコロナ禍の影響で派遣先のしごとを失いましたが、
林田さんはなんとかこの男性の雇用を守ろうと、仕事がみつかるまでの間、給与の6割を支払うことを約束しました。

しかし結局この男性は林田さんの派遣会社を辞める決意をします。

その理由が予想外のものだったのですが、もし失業して失業保険を受ければ、これまでの給与の8割が支給されるからというものでした。

林田さんの派遣会社にいれば仕事が無くても給与の6割、辞めれば失業保険で給与の8割。

つまりその2割の差が、この男性に退職を決意させたというわけです。


ご自身も日系人として来日されたということもあるのでしょうが、
こんなにも外国人従業員のことを考えて懸命に仕事先を探してくれる林田さんのような方に今後めぐりあえる可能性は小さいように思え、
長期的な視点でみれば会社に所属し続けた方が有利であるように傍からはみえましたが、
いつ就職先が見つかるか分からないなか、お子さんがいらっしゃり奥様も失業中のこの男性には、差額の2割がどうしても近々に必要だったということなのでしょう。


ワクチンがどのタイミングでできてくるのか不明ですが、早く収束してくれるとありがたいですね。

ではまた
!!


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