週始めに関東地方を東方向から上陸した台風15号の余波なのかぐずついた天気が続く週末、上野公園の東京藝術大学まで出掛けた。
前回このエリアを訪問したのは2024年1月だった。
今回の目的はズバリ、
「若きル・コルビュジエの旅」
-Le Corbusier The Voyages of Inititiation
今までの展示会とは趣の違うテーマなので期待を膨らませて上野駅から上野公園へ向かう。
上野駅前の前川國男設計の東京文化会館(1961年開館)は、今2026年度から2010年度完成予定の大規模な改修工事中。
広い公園を横切って東京藝術大学美術学部キャンパス内にある美術館展示館へ到着。
そして、会場の陳列館③へ向かう。
雨に濡れた木々と彫像が美しい。
陳列館前には皇居二重橋にあった旧飾燈と橋欄で1888年(明治21年)竣工したものが鎮座していた。

陳列館は1929年(昭和4年)築造のスクラッチタイルが美しい2階建の立派なレトロ建物だ。
閉幕前なので見学者は多かった。
ル・コルビュジエの日本での唯一の作品は、同じ上野公園内にある西洋美術館だ。
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まず陳列館1階ホールでの映像によるコルビュジエについての説明の後上がった2階の展示室では、コルビュジエ(1887-1965)が建築家になる前の23歳(1907年)から27歳(1911年)までの旅で残したスケッチや言葉や観察記録の中から約100点(複製)が大きな長いテーブル数台の上に展示されていて見応えがあった。
写真撮影は不可なのでパンフレットの裏面で。
東京藝術大学と学術提携関係(2025年)のあるパリのコルビュジエ財団が入り口に掲示していたル・コルビュジエの日記をメモしたので参考までに。
「色彩化としてもまたデッサン家としても、私はイタリアの風景をこれほどまでに深く堪能した。ここでは落ち葉になる前の葉が、見事なほど繊細な灰色に染まり、牧草地は深い緑のまま残り高度にされた畑だけが鮮やかな彩を添えている。イタリアの大地は並外れている。サーモンレッドや瓦色で、所々に鮮やかなレモンイエローに染まるブドウの木が点在し、それらが相まって、あの有名なフレスコがの巨匠たちが壁面に描き出した、目と想像力を楽しませてくれる光景を形作っている」(1907.10.24)
また、1911年には5月から同年11月にかけてドイツ、オーストリア、ブルガリア、ギリシャ、トルコへの旅に出ている。
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帰る前に陳列館の全景を眺める。
大学美術館の本館ができるまで、ここは芸術資料館のメイン・ギャラリーとして長く親しまれてきた展示室で、1階は窓のある空間、2階はトップライトを生かした、高い天井を持つ空間となっている。
ここで、霧雨と🦟に悩まされながらの一枚。
折角だから警備員さんに教えてもらって構内を散策。
日本を代表する彫刻家高村光太郎(1883-1956)
東京美術学校初代校長岡倉天心(1863-1913)
さすが校長先生、立派な屋根付きの展示。
銅像の壁板に彫られた「Asia in One」は、世界で活躍した岡倉天心のアジア民族共通の思想と唱えた「普遍的なものを求める愛」のこと。
加納夏雄(1828-1898)
そして、小雨の中を噴水前のイベントを横目にJR上野駅へ。
雨上がりの夕暮れの空は微妙な明るさだった。















