真夏の国会図書館 | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

 

梅雨が明けて記録的な猛暑が続いている中、老人は外出を避けてエアコンの効いた家で高校野球予選大会を観るのがいいのだろうが、ボケ防止を兼ねた週二回の学習は欠かせない。

 

 

ということで、気になる資料の検索、収集のため、今週も地下鉄半蔵門線永田町駅出口近くにある「国立国会図書館」に行った。

 

地下鉄

 

本館2階正面でのロッカーでの所持品預けと館内専用透明バッグに入れ替えて、ゲートにてチェックインした後は、まず6階の食堂で早めの軽いランチ。広大な皇居の森越しに丸の内から日比谷が一望できるので、まるでホテルのような景観だ。

 

そして、正面のメインフロアの軽く見積もっても100台以上はある広いパソコン席での情報検索と、一時離席しての資料印刷や、専門資料室での調査に。

 

時折、空調の効いた広い館内と灼熱の屋上庭園の散歩で脳にも刺激を与える。

 

本館(右)は1961年の開館で、新館(左)は1986年の開館で共に前川國男の設計によるものだ。ル・コルビュジエの弟子の前川建築らしい直線が特徴の本館と、全面タイル壁の新館の両方が見れる屋上庭園は特に気に入っている場所だが、夏は暑い。

 

二つの建物の接合部ではその違いがよく分かって興味深い。

 

そして新館1階の喫茶室の中庭もここから見下ろせる。

 

学習に疲れた時の息抜きには、7年前もここでスケッチしていたその喫茶室へ。

 

そして、今日は違う角度から学習帳に息抜きの一枚。


 

5時間ほど図書館で過ごした頃には、陽もだいぶ傾いてきたがまだ暑い。歩道にはセミファイナルを迎えた蝉が。

🙏

 

木陰を伝って少し付近を散歩。

初めて見た梨木坂。

旧彦根藩の井伊家の裏門には梨があったことからこの名が付いたらしい。その後、井伊家屋敷跡地は明治時代には陸軍省と参謀本部、陸軍大臣官邸が置かれていたという。

 

横浜の我が家の横を通っているR246の起点からは、首都高越しに国会図書館新館が見える。

 

後には最高裁判所の建物。

 

三宅坂交差点から桜田門(警視庁)方向を見る。

 

6年前の冬にこの場所から描いたことがあった。

 

お濠端(内堀通り)を半蔵門方向へ少し歩いてみた。

 

来た方向を振り返ると、右手に一際大きい最高裁判所の建物。

 

横断歩道を渡って最高裁判所の正面に。

 

さらに下って、国会議事堂の正門へ。


走る人

 

今日は、国会も休会中なのでデモはなく静かデモ、衆議院、参議院の警備員や機動隊の車両は物々しい。

 

「お疲れ様です!」と、挨拶すると、吾輩は見かけによらず怪しいものではないので、許可を得て門内を撮影すことが出来た。

 

反対側の坂下に見えるのは先ほどの警視庁。

 

パトロール中の警察官にすれ違う。

 

(老人)「暑いのにお疲れ様です!」

(警官)「ありがとうございますっ!」

 

挨拶は大切ですね。

 

少し気持ちよくなって、虎ノ門方向へ坂を下る。

 

走る人

 

 

虎ノ門の商船三井本社ビルの狭いテラスの隙間から、虎ノ門ヒルズ、麻布台ヒルズのビル群を望む。

 

ビルで八方塞がりでも頑張っている神社は「虎ノ門金比羅宮」

 

どうでもいいけど、神社には日照権は関係無いのかなあ?

 

因みに、後方の高層ビルは虎ノ門琴平タワーで神社の所有で参道はこのビルだとか。

いわゆる寺社ビルは自社ビル(笑)

都会の神社は大変だなあ。