山下清展(損保美術館) | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

 

「放浪の天才画家山下清」の展覧会に行ってきた。

実は山下清展は今回で2回目。

前回は10年前の生誕90周年記念展だった。

 

その時購入した作品集

「山下清展」(2008年、山下清作品管理事務局)

※以下作品写真はこの本から引用しました

 

 

山下清(1922-1979)については、1980年の「裸の大将放浪記」(芦屋雁之助主演、フジテレビ系放映)のテレビドラマを観て以来、彼の数奇な生い立ち、自然体で素朴で純真な生き方と、当時少なかった貼絵という手法の絵に興味が湧き、当時刊行された、彼の18歳から9回、延べ11年にも及ぶ放浪日記をまとめた全集まで揃えたものだ。

 

その中にある彼の日記は句点読点のない文章が特徴だが、驚異的な記憶力の持ち主で、彼を有名にした緻密な貼絵は、旅先の風景を思い出して家に帰って貼りあげたそうだ。また、3歳の時に罹った重い消化不良の後遺症からか、軽い言語障害や知能障害があったものの難解な漢字も全て習得していたようだ。

 

彼の文章には一切句読点がない理由を、山下清はこう言っていたそうだ。

 

人と話をするときは点や丸とはいわないんだな カッコとも言わないんだな

 

”たしかにそうなんだな”(納得)

 

でも、いまだにこのやさしすぎて却って読むのが難しいこの全集を読み終えるだけの体力がなくなってきた。

 

"若い時に読んでおけばよかったんだな いったいいつになるんだろうな"

 

山下清著「裸の大将放浪記」全4巻

(1979年、ノーベル書房刊)

 

今回の会場は新宿にある損保美術館だ。

 

エントランス前には大きなポスター。

 

彼が好きだった花火を題材にした彼の代表作「長岡の花火」は、ポスターや入場券やパンフレットにも使われている。

 

展示会会場では、まず5階に上がって、4階、3階と観て降りる。

エレベーターでは蜂が出迎えてくれる。

「蜂」(ペン画)より

 

そして、ご本人も。

「自分の顔」(貼絵)(1950年)の一部

 

原図は「グラバー邸」(1950年)

 

 

例によって、作品リストにメモ的スケッチを。

 

 

 

作品集の表紙にもなった代表作の「長岡の花火」

 

 

そして、2階に降りて、いつもの場所で休息一下。

 

 

梅雨空とは思えない天気だ。

 

そして、思い出横丁での遅い昼飯の後、久しぶりにインバウンド観光客の多い新宿を抜けて御苑まで歩く。

 

インバウンド観光客に倣って?あまりの暑さに外よりは涼しい温室へ一時避難。

 

ハイビスカスは今が見頃?

一年中観れるか(笑)

 

温室の熱帯雨林の蓮池から暑い室外の蓮池を見るのも不思議な感覚だ。

 

そして、大木戸門を出て「四谷区民ホール」の9階に上がって、眼下に御苑と外苑の森とその向こうの六本木、青山、渋谷方向を眺めながらのコーヒータイムコーヒー

 

2017-2021年にこの近くに勤務していた時は、御苑には何度も来たが、ここには一度も上がったことがなかったので、新鮮な眺望に大満足。

 

そして、例によって、ここで、一枚。

 

振り返った北側のテラスには何箱かの養蜂箱が。

 

さぞかし高貴なお味でしょうね。