昨年末の銀座博品館でのザ・ニュースペーパー(TNP)の公演以来の銀座だ。
今回の目的は、そのTNP所属の福本ヒデさんの個展が、有名なレトロな「銀座奥野ビル」で開催されていて、ヒデさんも午後は在廊と聞いたので、行かないわけにはいかない。
永田町駅乗り換えで、地下鉄有楽町線で銀座一丁目駅から銀座通りを少し歩いてみた。
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銀座一丁目の交差点を左折し2本目の交差点に佇むのは、昭和5年(1930年)建造の風格のある「ヨネイビルディング」は、関東大震災の復興ビルで、当時のまま現存する数少ない当年93歳の東京都選定歴史的建造物だ。
会社が京橋にあった頃は、この地下にあったスコッツパブ「Stlas Isla」ではよく飲んだものだが、今はもう無い。
そして、その交差点から銀座三原橋通りを左に上ると、周囲の新しいとは対照的なレトロ感満載のビルが「奥野ビル」だ。
美しいスクラッチタイルが歴史を感じさせる。
正面から見ると、このビルは、左右対称な二つのビルだということがよく分かる。
左が本館が昭和7年(1932年)、右側の新館」がその2年後の昭和9年(1934年)竣工。6階建(今は塔屋が増築されて7階?)の奥野ビルは、当初はモダンかつ高級な「銀座アパートメント」だったようだ。
そして、少し引いたところから、一枚。
現在の建物は小さな小部屋に分けられて、その数100以上?
主にアート系のギャラリーになっているようだ。
郵便受けも左右と下まで増設を繰り返している。
これ自体がアートか。
管理事務所のある1階ロビーのクラシックで強固なタイル壁には、建築当時の銀座アパートメントのセピア色の写真が飾ってある。
その奥のエレベーターの扉は手動式。階数表示も超アナログ。
健康と安全第一の為、やたら注意書きの多いエレベーターは使わずに階段から。
新館にも階段があるが、本館と新館と窓は共有。
部屋の場所を他の画廊の方に聞きながらやっとのことで入室すると、多種多彩な肩書を持つヒデさんが同様に、ゴルフ、小説、僧侶などで多才なジャーナリストの上杉隆さん(右でスマホ)と漫才中だったので、上杉さんがギャグと共に低いドアを屈めて賑やかに帰られた後に、ヒデさんに挨拶。
実は、上杉さんの名前を知ったのは、我が娘(三女)が彼の本の装丁と組版を担当させていただいたが、実に愉快な本だった。
ゴルフダイジェスト社発行(2011年)
今回のヒデさんの展示は最新作。
昨夏の新宿での展示会では、ゴッホの「星月夜」をパロディ化した「星尽きぬ夜」を購入したが、今回はますます冴え渡ったパンチの効いた作品ばかりだった。
今回は、予算の都合で絵ハガキセットを購入。
その中で、気に入った2枚は。
「永田町の星月夜」
見事にレトロな地下室にもギャラリーもあった。
帰りがけに少し遠回りして、神楽坂まで足を伸ばしてみた。
2年前までの新宿勤務時代、昼休みの美味しい大きめのカップで飲むコーヒータイムが楽しみだった「ダブルトールコーヒー新宿御苑店」の店長が独立して昨年5月に開店した「Arbor Coffee」に店長を訪ねるためだ。
東京メトロ有楽町線飯田橋駅の神楽坂口から道に迷いながら20分程歩いてようやく着いたら、閉店の15分前!
久しぶりにお会いしたので、バックスキンのハット姿にハッとされたようだ。
お店は、間口一杯のガラスと明るいインテリア、気の利いた細かなデザインと仕上げが素晴らしい。何より、ゆったりとした椅子の配置が良い。
新宿御苑前店ではこの席が定位置だった。
大切にしたい出会いを求めて、街歩きを楽しんでいる。























