いやー、本当に寒い日が続いている。
トランペット(笛)を吹けどもルイアームストロング、いや、ニッチモサッチモ(二地も三地も)行かない残雪。まあ豪雪の北国の皆さんに比べたら贅沢は言えない。
遥か赤道直下の常夏のシンガポールでも記録的な寒波で最低気温が21度まで下がって大変だとか。
38年前駐在していたインドネシアスマトラ島最北端のバンダアチェ(そうです大地震のあったアチェです)でも24度まで下がって、地元の人はセーター、マフラー、毛糸のニット帽、皮ジャンで完全装備だったことを思い出した。
先週初めのインフルの名残で引きこもりがちなので、差し込む朝の日差しにさえもアートを発見して感動したりする。
そんな中、前から誘われていたジャズライブに三軒茶屋の「Whisper」まで出かけた。雪の残る道を転ばないように。
18年前に亡くなられた高校の大先輩で日本のテナーサックス奏者の先駆者で世界的にも有名な松本英彦さん(高校の大先輩)の奥様でジャズシンガーで活躍されている「松本佳子さん」のライブだ。
ピアノは松本英彦氏とゆかりの「北島直樹氏」、演奏はもちろんトークも最高。特別召集?のギターのシオザキさんを交えた3人の掛け合いがこれまた絶妙で愉快なライブ。
途中でアマチュアのシニアの方が飛び入りでジャズシンガーに変身して数曲熱唱。多分プロに付いて習われているんだろうな。
合間で、私にも、「歌いませんか?」とのお誘いもあったが、飛んでも六里どころか無理、無理。
その代わりにギタリストのシオザキさんにダメ元でリクエスしたのは、新婚時代にはLPで、香港時代にはCDでよく聴き、その後の海越えアメリカ赴任で最初の2年間(1992-94年)駐在したアリゾナ州フェニックス時代を思い出させるグレンキャンベルの「By the Time I get to Phoenix」(恋はフェニックス)
(実際グレンキャンベルもフェニックスに住んでいてレコーディングスタジオも持っていたと記憶している。残念ながら彼は、2017年8月カントリーソングの聖地テネシー州ナッシュビルで亡くなったそうだ)
この歌はもともとはカントリーソングなのだが、郷愁を感じさせるメロディーはジャズ風にしてもなかなかいい感じ。
ライブ終盤では、クラブの女性スタッフも見事な歌声を披露。プロを目指してるんだろうな。
こうしたライブに来るたびに日本の音楽界の裾野の広さを実感。
店内に写真の展示が多かったので気になって帰りがけにオーナーにお話したら、展示写真はアマチュアの方の作品で、オーナーはプロの写真家とのこと。
3時間ほどのライブでワインもいただき心地いい気分で外に出たら、寒〜っ!
駅の近くに前から気になっていた「キャロットタワー」には展望ロビーがあるようなのでの2階からの直通エレベーターで昇ってみた。
他の民間の高層ビルに比べると展望ロビー高さは低いが、世田谷区の施設なので無料となっているところが良い。
住宅街のこの辺りでにはひと際高い26階から東側以外の三方向を眺めてみた。
まずは、南側から南西方向を。
逆光もないので窓際のソファに座って一枚。
北東方向には新宿副都心がよく見える。
ついでだから西側で富士山の日の入りまで待ってみる。
世田谷通りの住宅の屋根にはまだ雪が残っている。
さらに右(北西)には雪道となった東急世田谷線。
ジオラマを見るようなのどかな二両連結の電車だ。
26階にはカフェ(西側ホール)以外に東側にはオークラ系のレストラン(11時〜22時)もあるので今度はゆっくり食事(+BEER!)でも。