観てから観るーゴッホに浸った二日間(その1) | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

 

大好きなゴッホの映画と展覧会が同時期に開催されている。

映画か展覧会か?どちらを先に観るか?

生憎月曜日は東京都美術館が休みだったので、まず映画を観ることにした。

 

 

11月3日に封切られたばかりの「ゴッホ最後の手紙」だが、上映されている映画館が極めて少ない。いつもの近くの映画館では上映されていない。神奈川県ではただ一ヶ所、上大岡のTOHOシネマだ。

 

なんと横浜に住んで16年になるが、家から一本で行ける市営地下鉄上大岡駅で降りたのは初めてだ。

 

駅の近くにあるはずの目的の映画館が見つからないので、交差点にある銀行の守衛さんに聞いてみたら、なんと目の前ではないか!

 

でもあのTOHO CINEMAの赤い看板が一切見えないが、窓のない建物が映画館だったのだ。

 

 

夫婦割引でもシニア割引でも同じお一人様1,100円。

映画も娯楽映画ではなく極めてシリアスなサスペンスだし、平日なのでかなり空いている。

 

この映画は、実写映画を基に全編ゴッホのタッチで描かれた数万枚の油絵のコマでアニメーション化されている。イギリスとポーランドの合作映画だ。

 

ゴッホは拳銃自殺だったとされているが、ゴッホが死ぬ前に弟テオ宛の手紙を託されたゴッホと懇意にしていた郵便人(「郵便配達人ジョセフ・ルーラン」)が息子アルマンに手紙の配達を頼んだのだが、その途中で息子はそれに疑問を持ってゴッホの死の謎を解いていくストーリー。

 

ゴッホの実在する絵もシーンとして出てくるし、登場人物の何人かは実際絵に描かれている見覚えのある人。最後のクレジットは、実際の絵と役者さんが並んで紹介されるが、役者さんも素顔が似ている人を使ったようだ。

 

ところで、セリフは典型的な英国英語で、ポーランドでの撮影地ヴロツワフ(Wroclaw)は10年ほど前に出張で行った場所だ。懐かしさもあり楽しみ倍増。

 

結末は?観てのお楽しみ!

 

で、映画の後はせっかくの初上大岡なのでしばらく付近の大岡川辺りを散歩。

 

 

電車に乗る前に一枚。

 

 

2時間近くゴッホ一色だったのだが、目の前の風景はどう見ても直線的でクネって描くのは難しくゴッホ風の絵は描けないのは、

「当たり前田のクラッカー」(^^) 古い!

 

 

 

明日は上野の展覧会「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」でゴッホに浸る予定。

 

>>>つづく