体育の日の三連休最終日、生憎の肌寒い日ではあったが、会社の近くの馴染みのカフェ・ギャラリー「ギャラリー青らんぎ」でいただいた気になるアートフェスティバル「OKUTEN」に出かけてみた。
奥多摩地区で活動するアーティストが、御嶽から奥多摩湖までの各エリア35か所の自らのアトリエ、工房、ギャラリーを公開して行う1ヶ月間のアートの祭典だ。
立川での用事を済ませてJR青梅線の青梅駅で奥多摩線に乗り変え終点奥多摩駅へ。
奥多摩線は一時間に2本、レトロな待合室は一杯なので外のこれまたレトロな木製ベンチで次の電車を待つ。
奥多摩線の6両編成の電車や青梅線は中央線快速電車と同じ色だが、ドアを開けるためにはドア横の手動スイッチを使用する半自動方式。
多摩川に沿って渓谷を蛇行しながらの登っていく。
ちょうど中間の御嶽駅のホームは異常に広い。帰りのハイキング客で満席の上り電車とレールの交換。
眼下の多摩川も大分狭くなって来る。
終点奥多摩駅に到着したのは立川を出て約50分後の午後3時過ぎ。
この駅のホームは急カーブなので電車との隙間が半端ない。
山小屋風の立派な奥多摩駅は絵になるが先を急ぐ。
目的地は駅前の路地を入って30秒だったらしいのだが、遠回りしてたので交番で聞いた。
優しいお巡りさんは丁寧に教えてくれ、あまり飲みすぎないように!との優しい渓谷いや警告?も。
で、交番横の路地から20秒で到着した目的地はここ。
早速クラフトビールのゴールデンエールを。
二杯目の季節限定「奥多摩ゴールデンホップ」を飲みながら一枚。
すぐ下を流れるせせらぎの音を聞きながら飲むクラフトビールは格別だが、すでに4時、気温も下がってきたので中に入る。
この会場でのアートは「奥多摩を散歩してみた~2016年夏」(大館洋志)という写真展。
この店(ブリューワリー)は築70年の古民家を巧く改造して開業1年とか。
化粧天井を取って剥き出しの棟木を見上げながらの三杯目は、琥珀色のRed-IPA。
日の暮れないうちに渓谷を見ることに。
黄昏の佇まいがなんともいいな。
橋の上から店のすぐ横の日原川を一望する。奥多摩駅は右手後方。
橋のたもとの奥氷川神社を抜けて多摩川まで下りてみた。
さっきの橋の下の焼き鳥屋の赤提灯の誘惑に負けそうだが、帰路を急ぐ。
駅にあった看板に立ち止まる。
そういえば、鈴を鳴らしながらのハイカーが多かったな。
「付けても熊は付けてる人間を狙うから無駄なんだよな」と、お年寄りのハイカー。
乗り換えの青梅駅の待合室内部。レトロを売り物にした見事なデコレーション。
奥多摩駅から家までは約2時間半。
マイナスイオン吸収とクラフトビール+にちょうどいい日帰り旅行か。
次回は+温泉に。