数年前のNHKドラマ「白州次郎」以来気になっていた旧白州邸「武相荘」。
我が家からは比較的近くなのでいつでも行ける、と思いつつまだ実現していなかったが、幸い梅雨入り前の爽やかな日曜日、「風の男」が聴いた同じ初夏の風を聴きたくて車を走らせた。
見落とすくらいの入り口に立つ誘導員に聞いて少し離れた小さな駐車場に車を停める。
鶴川街道から坂道を少し歩いて上ったところに、周囲の新興住宅とは全く異質の空間である「武相荘」があった。
特徴のある「武相荘」の文字は次郎さんの書か?
囲炉裏付きの休憩所では1916年型ペイジSix.38が出迎えてくれる。
長屋門の軒下にある「臼の新聞受」は次郎さんの自作。
現役の水道栓も多分器用な次郎さん作であろう。
邸内には至る所に自然なディスプレーが。
第2ギャラリーの下(納屋)には次郎さんご愛用の農機具等が昔のままでおいてある。
昔は5,000坪はあったという邸内には夫妻の想い出の「鈴鹿峠」と名付けられた石畳みの小径が再現されている。