彫刻の森の中で | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-ピカソ館スケッチ



梅雨入りしても雨が降らない初夏の週末。
近場にある国際的人気温泉地「箱根」に出かけてみた。

東名、厚木小田原道路経由で家から約1時間で「箱根湯本温泉郷」に着く。
有名で手頃な温泉地だが泊るのは初めて。

箱根への登山口にあたる「箱根湯本温泉郷」は昔ながらの温泉街の風情がありそうなので、宿はここに決めた。

チェックインまでには時間があるので、「箱根湯本駅」から「箱根登山電車」で強羅まで出かける。

沿線の紫陽花はまだ少し早いようだが、鮮やかな新緑の森と深い谷を覗き込みながら、約40分足らずの楽しい登山電車。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-路線図



みるみる海抜は高くなっていく。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-海抜234


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-大平台駅

通勤電車並みの満員登山電車はスイッチバックを3回繰り返して、
300m、400m、500mと急勾配を上っていく。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-仙人台信号所



やがて登山電車は強羅の手前で平坦地を走り始め、暫くすると深い谷側の斜面に、森に囲まれた広大な芝生と点在する彫刻が見えて来る。

海抜551mの「彫刻の森駅」で下車し少し道を戻ると目的地「彫刻の森美術館」だ。

芸術的な大小のオブジェを眺めながら森のの坂道を下ると、奇抜な建物が出現する。


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-ピカソ館外壁



ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-ピカソ館玄関



ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-ステンドグラス


正面入口の壁一面にあったこのステンドグラスは、ピカソの作品ではなかった。

作者の名前を隅っこに発見。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-LOIRE


しばらく園内を散策の後、ヘンリームーアの彫刻を展示するギャラリーの一階にあるカフェでランチ。

庭園に展示された遠近大小の作品を眺められる開放的で明るい設計。
建物も展示もスタッフも全てが芸術的?


遠くの箱根外輪山が借景となって彫刻、建物が上手く風景に溶け込んでいる。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-庭全景



ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-ムーアペガサス


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-ムーア


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-流


Samurai Artist 流政之の力強い作品

新入社員時代に岡山で担当した四国高松が本店の銀行の岡山支店ビルに置かれた彫刻は、「流石に」郷土出身の彼の作品だったので、その名前はよく覚えている。


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-16本金属棒

回転する16本のステンレス棒

一番眺めのいい場所のベンチで一枚。


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-彫刻の森スケッチ


あれッ?何か変だな、と思わず発見の喜び。
これも立派な芸術。
作者不詳。洒落てる。


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-壁への道


スケッチの現場はこんな感じ。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-描撮ピカソ



ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-描撮本館



幸い雨にも降られず大自然の中の美術館で過ごした初夏の一日だった。