「お袋の唐揚げ、
すごく美味いから
ぜひ、食べてください」
と、大人になった息子さんが言ったという
話を聞いた時、
私の目はキラリと光ったに違いない。
こんな風に自分の料理を
子どもに褒められてみたい！！！
これ、母親なら
一度くらい思うんじゃないかな？
たまたま、息子さんにお会いする
機会があったので、
この話をご本人にしてみたら…
そんなことを言ったかなぁ？
…と、いう顔をしていたけれど
確かに美味しいと、太鼓判を押した。
うっちーママさんの唐揚げがおいしいのは
確からしい。
実は私。
子どもの頃から
とりの唐揚げが大好き。
いや、私だけではなく
私の子どもたちも大好きだった…はず。
でも、大きくなった子どもたちは
こう言った。
３人のうち、2人も！
「お母さんの唐揚げより
セブン
（コンビニのセブンイレブン）の
唐揚げの方が美味しい」
何ですってー
それ以来、あれやこれや
工夫して作っていたが
その後も何度か
同じことを言われた。
そこで、私は思った。
うっちーママさんに
唐揚げを習おう！
そして、大人になった子どもたちに
こう言わせるのだ。
「お母さんの唐揚げ、
セブンより美味しい」
…と。
そう決心してから半年後。
うっちーママさんにリクエストして
今日、ようやく、
その唐揚げを習うことができた。
レシピを見て…
特別なものは
何も入れてないのにビックリ
どちらかというと
すごくポピュラーな感じ。
作り方を見ていると…
「魔法の水」に鶏肉を
生のまま浸したことが
私の作る唐揚げと
1番大きな違い。
でも、聞いてみると
どうもこの水を使う前から
美味しいと言われていたらしい。
15分ほど漬け汁につけたら
片栗粉をまぶして揚げる。
ここも私と違った。
私は前の晩から
漬け汁につけていた。
そして、
油少なめの
揚げ焼きをしていたことと
途中、ひっくり返すのは
一度だけ…というのも
私の作り方と違う。
私のやり方は
たっぷりの油に
「火をつける前から鶏肉を入れて、最後は高温。
柔らかくて、ジューシーでカリっと揚がる」
という
学生時代にバイトしていた
お弁当屋のご主人に
教えてもらったやり方。
ひっくり返す回数は
意識していなかったな。
私は、調味料を色々と
入れすぎるのかなぁ？？？
さて…
シンプルな味付けの唐揚げは
とても美味しかった。
うっちーママさん曰く、
なぜ、うっちーママさんの
唐揚げが美味しいのか。
それは、
これまで作って来た
量の違いかも…。
料理系の仕事をずっとやってきたから
とのこと。
なるほど。
言葉にできない
ひっくり返す絶妙なタイミングや
油の温度とか
無意識のうちにやっていることが
美味しさの秘密なのかもしれないな。
でも…
はた…と、気づいたこと。
「義母が
ニンニクが好きでなかったから
ニンニクは、入れないのよ」
確か、うっちーママさんは、
2回、それを言った。
食べる人の好みを考える
つまり、食べる人への愛が
溢れた唐揚げだから
うっちーママさんの唐揚げは
美味しいのだ！
私はいつも
「これだけ、色々入れて
しっかり味を染み込ませて
美味しいと言われる
揚げ方をしているんだから
絶対に美味しいはず」
と、これでもか！…と、いうくらい
自分本位で作ってた？？？
教えてもらったレシピで
早速、夜に唐揚げを
作ってみた。
確かに美味しい。
このレシピで
子どもたちに作ってやったら
コンビニの唐揚げに勝てるかも
…と、内心ニヤリとした私である。
美味しいものを食べる時は、みんな笑顔になる。
