オデュッセイア | ポン太の映画三昧ブログ

ポン太の映画三昧ブログ

殆ど映画ネタに終始予定。
新旧ネタが入り混じるので
悪しからず。

あまり時代物は得意分野ではなく好きでもないのだが、
クリストファー・ノーランの新作となると劇場で観て
おかないとなぁという気持ちで少し遅れて観に行った。
というわけで既に特典のポスターが無くなっていたが。


原作の事はよく知らず、「トロイの木馬」 の話が出て
くるという程度の知識で観に行ってしまったが、まぁ
冒頭が何のシーンだったか既にうろ覚えである (笑)
時代物に興味が薄いので致し方ない。


ざっくり言えば戦いに出た一国の主・オデュッセウス
が紆余曲折の末に帰って来るまでの物語である。 全編
IMAX カメラで撮影されたという映像はダイナミックで
やはりスクリーンで観てナンボという迫力があった。


自分はリアル路線のつもりでいたが、途中の洞窟の中の
シーンで一つ目の巨人が出てきた所でおや? と思った。
え、これってそういう話だったの?という原作を殆ど
知らない身としては今更だが驚いてしまった。


クリストファー・ノーランはかなりIQが高いらしく
これまでの作品もそれを伺わせる出来栄えだったが、
時々「バカじゃないの?」 と思わせる所もあった。
それは決して悪い意味ではないのだが。


今作では先述のシーンなどでそれを更に確信したが、
金と手間を掛けて圧倒的な映像で壮大な物語を作り
出す事にリスペクトする一方で、時々見せるバカさ
加減に親しみやすさを感じたりもするのだった。


そういった部分に共感するのか名のあるスター俳優
が顔を並べていたが、作り込まれた壮大で豪華な
美術セットの中で、 その世界観の中に浸って演技を
するのは俳優冥利に尽きるのではないだろうか。


全体としては見応えはあったが、少々大味な印象も
正直感じた。 しかし 「オッペンハイマー」のような
作品の後にこれをチョイスするノーランはやはり
只者ではないし、これからも中二魂を忘れずにいい
意味でバカで壮大な作品を撮り続けて貰いたい。