まず10億円を掛けて再現したという九龍城砦の
作り込みが凄まじく、これだけでも見応えが
あるのだが、そこを舞台に繰り広げられる熱い
ドラマとアクションが上手く融合していた。
アクションは銃撃戦も少しあるが、打撃などの
格闘がメインであり、ワイヤーアクションの
多さが多少気になったが、様々なアクションは
見応えがあった。指導は谷垣健治が務めている。
キャラもそれぞれ立っていたが、特に九龍城砦
のボス役のルイス・クーの存在感やチャンの
仲間となる若者たち三人組もそれぞれ個性が
あって面白かった。
この作品は自分の好きなジョン・ウーの「挽歌
シリーズ」等の香港ノワールとは少しテイスト
は違うものの、「仁義」「友情」といった信念
は受け継がれているように感じた。
今作のヒットを受けて続編と前日譚の制作が
発表されているようだが、九龍城砦のセットは
もう解体してしまったので、再度作り直すのか
舞台を移すのか気になる所である。
