「この世界の片隅に」新たなヒロイン像 | ポン太の映画三昧ブログ

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殆ど映画ネタに終始予定。
新旧ネタが入り混じるので
悪しからず。

この作品のヒロインであるすずさんは見た目が童顔

なので忘れがち?だが、れっきとした人妻である。

人妻と書くと何か妙な雰囲気が漂うので(笑)主婦

ヒロインとでも呼んだ方がいいだろうか。

 

代々アニメのヒロインというキャラクターは例えば

宮崎監督作品を例に取るとその多くが十代であり、

当然皆未婚である。「カリオストロの城」のクラリス

に代表されるような「清純・可憐・処女性」といった

ものが各ヒロインに共通していたように思う。

 

なので宮崎監督作品ではキスシーンも描かれないし、
(「風立ちぬ」ではあったような)そもそも恋愛的な
要素も排除されていたように思う。しかしすずさんは
序盤で結婚、初夜を迎えるシーンまで描かれている。

 

ここでいきなりその他多くのヒロインが死守してきた
ものを軽々とぶち壊してしまうのだが(笑)その後も
すずさんの見方が大きく変わる事はなく、愛らしさは
寧ろ増していったように思う。

 

そこはアニメという部分が大きく作用しているとも
言えるのだが、不評だったという実写版にそのような
シーンがあったかは知らないが、もし描かれていたら
生々しさは避けられなかっただろう。

 

それにしてもここまで国民に愛される主婦ヒロインは
サザエさん以来ではないかと思うが(笑)近年あまり
開拓されていなかったこのポジションに、すずさんに
続けとばかり新たな主婦ヒロインが現れるかもしれない。