この世界の片隅に⑤ | ポン太の映画三昧ブログ

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殆ど映画ネタに終始予定。
新旧ネタが入り混じるので
悪しからず。

(ネタバレ有り)エピローグ的なシーン
として、原爆の被害にあったと思われる
一組の母子が登場する。その母親も右手
を失っており、やがて息絶えてしまう。

 

母を失った少女は町を彷徨うが、同じく
右手を失くしたすずと出会い、母の面影
を感じたのか離れようとしない。すずと
周作はその少女に家で食事を与えてやる。

 

恐らくはその少女を家族の一員として
迎え入れたのだろう。ささやかながら
小さな幸せを手に入れ、すず達はまた
日常を取り戻してゆくのだった。

 

このエピローグには殆どセリフはないが、
少女の母親が亡くなるシーンは衝撃的で
ある。そこに短いながらも原爆の恐怖が
凝縮されていたように思う。

 

それだけにラストの団欒シーンの幸福感
が際立ち、すず達がこれから立ち直り、
戦後の復興と共にまた逞しく暮らして
ゆく事を願わずにはいられないのだった。