まだまだ続くのかと思ったら夕べがラストだった。
最終回は戦争映画を取り上げていたが、岩井監督
の印象に残っている作品として「地獄の黙示録」と
「ディア・ハンター」を挙げていた。
どちらもベトナム戦争をテーマにした1970年代の
話題作だが、TV放映では観た事があるが、完全版
は多分どちらも観ていない。どっちも長いからだ(笑)
まぁそれもあるが、今まで単にタイミングを逃していた。
それはともかく、前者は予算が大幅にオーバーして
完成まではかなり困難を極めたというが、コッポラ
監督の「ベトナム戦争を疑似体験させたい。」という
執念が画面に描き出されていた。
後者はアカデミー作品賞などを獲得し、名作として
名高いが、ベトナム戦争に巻き込まれた親友同士の
悲劇が描かれていた。特にロシアン・ルーレットの
シーンの緊張感がハンパなく恐ろしかった。
番組ではゲストの大林宣彦監督が「戦争映画は反戦
のつもりで作っていても、それがいつも間にか娯楽
作品のようになって好戦映画となってしまう恐れも
ある。」と語っていた。
それは戦闘シーンが入ってしまうとどうしても戦意を
高めてしまう効果があり、それが映画の怖い所でも
あるとも語っていた。確かにそれはあるし、その辺り
のさじ加減が難しい所でもあるのだろう。
個人的に印象に残っている戦争映画は「トラ・トラ・
トラ」「プライベート・ライアン」「ブラックホーク・ダウン」
などがあるが、確かにどれも戦闘シーンの迫力が
凄まじい。
近年はCGの発達でどんな映像でも表現できるように
なったが、それがゲーム的なビジュアルになっても
いけないし、ドラマと合わせてどのようにバランス
を取るかが、作り手の手腕が問われる所だろう。