「レストラン運営者へ」
メシア教へはどのようなヴィーガン食が売れるのか?
ヴィーガンのことを書くように促されてしまいます。
ヴィーガンは「完全菜食主義」とも呼ばれます。
近年、海外を中心にヴィーガン需要は増えています。
ヴィーガン対応ができず、お客様を逃してしまうこともあります。
例えば4人グループのうち2人がヴィーガンだった場合、ヴィーガンメニューのない店には入らないことがあります。つまり、ヴィーガン対応ができないことで、グループ全体の来店機会を失う場合があるのです。
ヴィーガンラーメン専門店が大盛況というニュースも耳にします。世界的には、すでに一般的な文化になりつつあります。
ただし、団体・思想・宗教・信仰によって、こだわる内容や方向性は異なります。
そして日本では、近年、世界メシア教でもヴィーガン食が推奨され始めました。
その影響で、教会関係者からヴィーガン弁当や食事の相談を受ける店舗も増えているかもしれません。
では、どのようなヴィーガン食が求められるのでしょうか。
ヴィーガンの基本
ヴィーガンとは、動物由来の食品を避ける食生活・ライフスタイルのことです。
主に避けるものは、
- 肉(牛・豚・鶏など)
- 魚介類
- 卵
- 乳製品(牛乳・チーズ・バターなど)
- はちみつ(避ける人も多い)
などです。
その代わり、
- 野菜
- 果物
- 穀物
- 豆類
- 海藻
- ナッツ類
など、植物性食品を中心に食べます。
出汁も、昆布や切干大根など植物性のものを使います。カツオなど動物性の出汁は使いません。
ちなみに関西では、もともとは昆布出汁文化が中心で、後にカツオ出汁が加わり「合わせ出汁」になった歴史があるようです。
世界メシア教が好む「和食ヴィーガン」
ここからは、世界メシア教で好まれる傾向のある和食ヴィーガンについてです。
基本構成
- ご飯(3分づき推奨)
- 味噌汁(三年赤味噌との合わせ味噌)
- 野菜料理
- 豆類
- 発酵食品
- 季節の食材
特に、「ご飯と味噌汁」を食の中心に置く考え方が強くあります。
豪華さよりも、身体と精神が安定することを重視します。
もちろん、粗末な食事を意味するわけではありません。
欧米型ヴィーガンとの違い
欧米型ヴィーガンでは、
- 代替肉
- 高加工食品
- サプリメント前提
- 強いイデオロギー性
が目立つ場合があります。
しかし、世界メシア教式では、
- 素朴さ(基本は一汁一菜)
- 発酵
- 旬
- 和食文化
- 自然順応
を重視する傾向があります。
「自然農法と和食を軸にした、精神修養型ヴィーガン」
のような側面があります。
糖類の考え方
特徴的なのが、糖類の選択です。
精製砂糖をなるべく避け、
- みりん
- 甘麹
- 果汁
などを使って甘味をつける傾向があります。
特に避けられやすいものは、
- 白砂糖
- ブドウ糖
- 三温糖などの精製糖
です。
理由としては、
- 血糖値の急上昇を避けたい
- 自然な甘味を取りたい
- 発酵食品を活用したい
- ミネラルや旨味も取りたい
- 精製度の高い食品を減らしたい
などがあります。
甘麹は、米麹の酵素でデンプンが分解されることで甘味が生まれ、砂糖とは異なる、やさしい甘味になります。
また、みりんには、
- 照り
- コク
- 香り
- 食材を柔らかくする作用
などがあり、料理全体を調和させます。
生野菜について
生野菜は、あまり好まれない傾向があります。
水分の多い野菜をそのまま大量に食べると身体を冷やす、という考え方があるためです。
そのため、
- 煮物
- 味噌汁
- 蒸し料理
- 炒め物
など、火を通した料理の方が好まれやすい印象があります。
無理に洋食を再現したヴィーガン料理よりも、和食として自然においしい料理の方が喜ばれる場合があります。
お弁当の場合は汁物が難しいため、
- ご飯
- 煮物
- 豆料理
- 漬物
- 発酵系おかず
などの構成が相性が良いでしょう。
味付けについて
精米度を下げたご飯に、野菜料理を添えた構成が理想的です。
また、和食ヴィーガンでは塩味は比較的しっかりしていても問題ありません。
肉を食べないため、肉由来の塩分摂取を考慮しなくてよく、ある程度しっかりした味でも成立しやすいからです。
修養的側面
世界メシア教式ヴィーガンは、単なる制限食ではありません。
一般的なヴィーガンでは、
- 動物倫理
- 環境問題
- 健康
が中心ですが、世界メシア教ではさらに、
- 霊性
- 心の曇り
- 感謝
- 自然順応
- 執着を減らす
といった精神性が強く結びついています。
また、
「イエス・キリストが最後の捧げもの」
という考え方から、動物を犠牲として捧げる時代は終わった、という思想があります。
そのため、
「何を禁止するか」
よりも、
「どのような心で食べるか」
が重視されやすいのです。
岡田茂吉の健康観
教祖・岡田茂吉は、「食べ過ぎ」が健康を損なう大きな原因の一つだと考えていました。
特に、
- 空腹でないのに食べる
- 栄養のために無理に食べる
- 時間で機械的に食べる
ことを不自然だとしています。
また、
「本当に必要なら身体が欲する」
という考えを重視し、
- 食欲がない時は無理に食べない
- 欲する物を適量食べる
- 消化器を酷使しない
ことを大切にしていました。
まとめ
世界メシア教式ヴィーガンは、
「和食・自然食・感謝・霊性を中心にした、調和型の和ヴィーガン思想」
と言えるかもしれません。
(※公式定義ではありません)
特徴を短くまとめると、
- ご飯と味噌汁中心
- 野菜・豆・発酵食品重視
- 食べ過ぎない
- 自然順応
- 感謝して食べる
- 心と食をつなげる
- 精神修養としての食
- 強い攻撃性や排他性を避ける
という方向性になります。
なお、「食べ過ぎない」とは、単に満腹にならないことではなく、四六時中食べ続けるような不摂生を避ける、という意味です。
ヴィーガンでも痩せない原因の一つは、加工食品や間食の過剰摂取にある場合があります。
今回はこの辺で。

