神社というのは、大抵町から少しはずれた山の縁にあり、鳥居をくぐると、さらに長い参道が続いて、奥へ奥へと誘導される。ここに日本文化のもつ「奥の思想」があるとされる。
水平方向の深さを生み出すことで、神聖な雰囲気を生み出し、現実世界との隔たり感を演出する。
多層の境界を通過してくことで、徐々により深い核心へと向い、聖域性を高める。
さらに神社のご神体は、本殿の中に安置され、普段人々が参拝する拝殿からは直接見ることができない。
そこは絶対不可侵の領域。

開発によって参道を失い、境内の森を失い、丸裸の状態の都市部の神社が、建物は田舎と同じでも、なにかそっけない、神聖さを感じられないのは、やはりそれを演出するために必要であった周辺環境を失ったからであろう。

参考図書:景観用語事典/景観デザイン研究会

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コルビジェは東方への旅の中でアクロポリスを訪れた際、すぐには登らずに、日中はのんびりすごして、
日暮れになって初めて登ったり、一緒に来ていたクリプシュテインを「感動が半分になるから」と置いていったり...毎日様々な角度からアプローチをしたという。
 また彼が旅の中で使った手記には、ありのままにスケッチした「新聞記者、報告者としての態度」と、なぜ自分が感動したのかを探る、より探究的な「建築家としての態度」によって書かれたものなど、多様な態度をもって建築に接していた。
ひとつの空間から、いかに多くのことを学ぶか。
ただ有名な建物をみて、「きれいだなあ」で終わるのでは、観光客として終わってしまう。

建築家視点・生活者的視点・記者的視点....


参考図書:設計をめぐるディスクール (建築を考える)/菊竹 清訓

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東北大学で行われた土木系コンペ、景観開花7の最終審査会を見に行きました。
残念ながら私の作品はファイナリストには残りませんでしたが、協賛企業賞を頂きました。

ファイナリストのレベルはとても高く、自分の未熟さを痛感しました。

途中審査委員長から惜しい作品として私の作品を挙げていただき、嬉しいやら悔しいやら...
来年こそはファイナリストに残りたいものです。