デザインするには対象を知ることが必要だ。
対象を知るための方法として、細かく分類し、カタログ化がある。

形状、用途、周辺環境との関係に応じて分類することで、
隠れた秩序を見出すことができるかもしれない。
異質なもの、概念同士をつなげる。
これまで分離していた事象が、空間を通してつながれ、相互に影響を与える。
それは混乱と同時に新しい可能性を生み出す。

ガラスの進歩は外部空間と内部空間を視覚的に連続させることを実現した。
いかに社会と個人を繋ぐか、いかに他者とのコミュニケーションを生み出すか。
デザインの本質を分析する三段階方法論として「か・かた・かたち」というものがある。
メタボリズムのメンバーが好んで使った方法論で、菊竹清訓のギロチンの例を引用すれば、
「かたち」とは現象論的段階であり、ギロチンとはどんな格好で、首を入れると上から刃が落ちてくるというかたちの問題である。
「かた」とは実体論的段階であり、どうやったらよりうまく切れるかというメカニズムの合理性の問題である。
「か」とは本質論的段階で、なぜギロチンが必要なのか、不要な社会もあるというような、最も本質的・社会的問題で、建築において最も考えなければならない段階である。

与えられたテーマ、条件に対し、それが何を意味するのか、どう理解するのかということから、デザインは始まり、そのための「かた」、その結果としての「かたち」へと段階を踏むことが、本質追求への道となる。


参考資料:設計をめぐるディスクール (建築を考える)/菊竹 清訓

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