「平らじゃない道」

ここから遥か遠くに蜃気楼があって
立ち上った私の目の前の視界は
くすんだ瞳によって簡単に歪む
ぐらつく足をひきずって進んでいくと
決して平らじゃない道が嫌でも見えてくる

全てを車輪で踏み潰そうと思えばすぐにもできそうだ
破壊を望んでいるようなふくれた顔をして
本当は道を平らにすることを望みながら進んでいる

みな、石橋を叩いて壊し、細い糸にすがりながら
天国を目指して競争しているのだ。
結局どの道も平らではないのに
「半分だけ」

地球が半分だけおいしそうだから人がおかしくなる。 
人が半分だけいい人だから、誰かが狂ってしまう。
物が半分だけ幸せをつれてくるから、
いつまでたっても幸せは、掌からするりと抜けていく。
花はいつだって半分だけ虫に食べられている

君が半分だけ魅力的だから、物語はいつも悲劇的に転がり。
自然が半分だけ残酷だから。
半分だけ笑顔だから、半分だけ偽善的だから、半分だけ偽りだから
心臓も片方しか役割を果たさない

人は最後には時間の謎にまで手を出し
半分でいいから、幸せになりたいと願う。
今日の一冊

「IDEBOK」 スウェーデン式アイデアブック

フレドリック・ヘレーン 著

ダイヤモンド社 刊

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大人になっていくと、知らず知らずのうちに価値観とか自分で決めた枠のようなものにとらわれ、自然と、判断することが一本調子になってしまったり、いつも同じような思考にはまってしまうことが多々あります。子どものころに、よく変なアイディアをおもいついていたのを思い出しました。

そんな中、発見したのがこの本です。
すごく薄い本なのですが、読んでみると、なるほどと思うことが多々あり、何度も頷いて読んでしまいました。

たとえば・・・

なぜ、2本の救急ライトは赤だけど、外国は青、なぜ?とか。

「ふと見ることの中に、いろいろな発見が含まれていること」

この本を読んで、そんなことを思いました。

何気ない風景、何気ない道、何気ない会話、何気ない出会いを
もっといろいろな方向からみることができれば、もっと楽しくなるのかもしれませんね。