「平らじゃない道」

ここから遥か遠くに蜃気楼があって
立ち上った私の目の前の視界は
くすんだ瞳によって簡単に歪む
ぐらつく足をひきずって進んでいくと
決して平らじゃない道が嫌でも見えてくる

全てを車輪で踏み潰そうと思えばすぐにもできそうだ
破壊を望んでいるようなふくれた顔をして
本当は道を平らにすることを望みながら進んでいる

みな、石橋を叩いて壊し、細い糸にすがりながら
天国を目指して競争しているのだ。
結局どの道も平らではないのに