東京の端っこ在住。
20才のフリーター長女を筆頭に、高2、中2(2023年現在)3人の娘を育てるアラフォー女子。
娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???
お暇なときにちらりと覗き見下さいませ。
こんにちは侍ままんです。
現在、池袋のハンバーガーショップで働いている次女(高2)。
最初に、面接のアポ電を掛けてきたのが、ネパール人の副店長。その後、同じ店舗で働くメンバーのほとんどが、外国人であることが判明する。それでも辞退を選ばず、多国籍軍で闘うことを決めた、チャレンジャーな彼女。
果たしてそんな女子高生の
運命やいかに
もう予告を見ただけで、面白くなりそうな予感しかないでしょう???
はい、お待ちかね。
ハンバーガーショップ編の続報ですよ〜
これまでの詳しい経緯が知りたい方は、こちらをどうぞ
https://ameblo.jp/inside-field-soulfull/entry-12798259168.html
https://ameblo.jp/inside-field-soulfull/entry-12798576083.html
これまでで、3回の勤務を終えました。




同じ時間に、日本人の男の子と一緒になる。彼の第一声「良かった〜。日本人がいて
。」


日本人であるだけでものすごくありがたがられる。
「オレ、マジで日本人ひとりの時があって。誰にも日本語が通じなくて、マジで辛い日があるんすよ。
」

ここで働くと、孤独に耐える力が身に付くらしい。
ただねこの日、たった二人だけの日本人だったのに
なぜか名字が被る
。

二人しかいねえのに

名字が被ってるもんだから、どっちを指してるのか、紛らわしい事案発生。

おお
神よ


あなたは何て残酷なのでしょう



知ってる?日本人の名字って29万種類もあるんやで。ついでに世界の国は196カ国あるんやで。
多国籍軍において、たまたま一緒の時間に働くことになった、日本人二人の名字が同じだなんて、、、
もう結婚しちゃえよ
。

(by母)
これはもう運命だって。
何より同じ名字で結婚すれば、名字を変えなくて済むよ。超ラッキー
。


母はいつも、そういう適当なことを言って楽しんでいるよ。

さて話は戻って。
初日ということで、当初は「次女さんは今日は、ひたすらにサーバーからドリンクを注いでくれたら良いからね
。」

そういう話だった。
ところがこの店舗。
慢性的に人手が足りていないという。
厨房ではネパール人が、トマトとベーコンを入れ忘れる。
「すみません!!これトマトとベーコン入ってないんですけど!!!
」

ネパール人、日本語分からない。
レジを打っていたネパール人副店長ホンさん、厨房へ走る。
「ジジョサン!!レジカワッテ!!!
」

「イヤ
1ミリも使い方教わってねえから。
」



仕事は体で覚えるべし。
初見でレジを打つ。
気分は、全日本カルタ選手権大会。
「チーズバーガーですね、、、、
」

無数に並ぶボタンの中から、チーズバーガーを探す。
「チーズ、チーズ、チーズ、、、、、
」

無常にも時は過ぎて行く。
ない!!!
チーズバーガーがどこにもない!!

ようやく見つけた「Cバーガー」の文字。
こんなん分かるか
ボケええええ




先に早見表をもってこいや




マニュアルがないくせに、初心者に分かるはずもない、妙な小細工あり。




この日は日本人、次女のみ。
一緒にレジに立ったのはネパール人女子。
この子は日本語が上手。
でも初対面からタメ口。

日本語は分かればオッケー

人類みなキョウダイ。
会話は常にタメ口で
。

不思議なことにタメ口で喋っていると、人種の壁を簡単に超えて、めっちゃ仲良くなれるんだって。なるほどね〜
。

そうかも知れない。
注文した商品が出来上がると、番号で呼び出しをします。マックとかならば電子掲示板があるじゃない?でも次女さんのところでは、店員が口頭で番号を読み上げる。
これがなかなかどうして。
「サンビャクロクジュウサンバンのカタ」
ネパール人女子がいくら呼んでも、アクセントのクセが強すぎて、どうにも伝わらない。
この日はひたすらに、次女が3桁の数字を読み上げる、ウグイス嬢となる。
「ジジョチャン

ニホンゴスゴクジョウズネ
」



日本語ができると、みんながやたらと褒めてくれる





この日レジに立ったのは次女とミャンマー人女子。そして、もう一人黒髪の女子を発見。
「やった!!今日は日本人がいる
」


名札を見る。
「チャン」
中国人でした
。


日本人っぽい人が、日本人とは限らない。
さてこの日は日曜日ということもあり、めちゃくちゃに忙しかった。お昼の時間を過ぎてようやく一段落したと思ったら、休憩時間でもないのに、ネパール人アロンさん逃亡。
「あれ?アロンさんがいない
」


彼はスキを見てはしょっちゅう逃亡しているらしい。
「暇になったからカフェに行ってきた。
」

日本人では考えられないですけれども。
いや、本当は暇なら良いんじゃないかとも思いますけどね〜。
日本の常識、世界の非常識。
彼らは業務中でもしょっちゅうスマホを触ってるということで「授業中にスマホを触ってはいけません」ていうのも、日本特有の教育なのかもしれないですね。
今ね、NHKオンデマンドで『ヒューマニエンス』大好きでかじりついて見ているのですが、疲労がテーマの回で言ってましたよ。
過労死って、ほぼ日本にしかないって。
他の国の人は死ぬまで働かないって。
なんか分かるよねえ。
確かに日本人て、常に何かに怯えながら働いてるんですよ。
何なんでしょうか。


たとえ7時間の連続勤務が入っていても、外国人は、頭が痛い日は絶対に働かない。しかも勤務予定の1時間前のドタキャンも全然あり。
日本人ならまずは頭痛薬を飲んで、せめて2時間くらいは頑張りそうだよね。
でもそれで、死期を早めていないとは言い切れない。



どっちが正しいとは、一概に決められない気がします。
さて、そういう多様な考え方がうごめく環境の中で、これから次女さんは働こうとしています。
面白いですね

ワクワクしますね

今日も頑張れ
多国籍軍











次女曰く。
ハンバーガーショップ勤務は、単調なスーパーのレジ打ちの何倍も楽しいそうです。
それはもはや格闘技の域

それに外国の子たちはみんな優しくて、日本語ができる次女さんをべた褒めしてくれるんだって。
うん、うん。
そりゃあ嬉しいねえ。

日本には他人を褒める文化って、ないに等しいもんね。
狭い日本。
人間関係に行き詰まったら、外国人と仲良くなれば良いんじゃあない



若いうちから貴重な経験ができて、ホント羨ましい限りです。

【注】
登場人物の名前は皆さん仮名です
