東京の端っこ在住。
21才のフリーター兼通信制大学生長女を筆頭に、高3、中3(2024年現在)3人の娘を育てるアラフィフ女子。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。
お暇なときにちらりと覗きに来ていただければ幸いです。
こんにちは侍ままんです。
次女が働いているハンバーガーショップでは春の人事異動が行われました。
かつての日本人店長は、高校生である次女にやたらアニメの話題を振ってきては、次女が良いという作品にことごとく難癖をつけてくるという、彼女曰く『絶対に結婚できないウザいオッサン』40代男性でした。(笑)
そんなオッサンも、どうやらデキる男だったようで、この度本社に栄転されたようです。
次に店長としてやってきたのは生粋の韓国人キム・サムスン(仮)。
このキム・サムスン。
ワクワクさんを思わせる風貌とは裏腹に(笑)なかなかに熱い男なのです。
というのも、以前から次女の店舗では『店員の愛想が悪い』とのクレームが絶えないそうで、その改善を第一任務として送り込まれたであろうキム・サムスン。
従業員のほとんどが外国人で、日本語のネイティブユーザーがうちの次女だけみたいな状況ですから、彼らに愛想を振りまいている余裕などあるはずもなく、無愛想なのも仕方がないといったところでしょうか。
そしてそもそも、店員に愛想を求めるということ自体が日本人的発想のようで、キム・サムスンに言わせれば『そこらのハンバーガー屋の店員に、高級ホテルと同等のサービスを求めている本社がおかしい』と息巻いているそうなのです。
職場のグループLINEでも『再び本社から通達が来て笑顔が足りないと言われました。これまで3回視察に来て、いつもいつも挨拶と笑顔が足りないと怒られています。でも僕は君たちはやるべきことは十分にやっていると思っている本社の言い掛かりには良い加減腹が立って、ぶん殴ってやりたいほどだっっっ』と書かれていました(笑)。
熱いよ
参考までに、日本人と韓国人のサービスに対する意識の違いについての動画をご覧下さい。
https://youtu.be/jGtKCHKl8is?si=TbOhjCtt1H_6pB25
日本はさ〜、某ハンバーガー大手M社が【スマイル0円】とか謳っているくらいですから。笑顔は減るもんじゃねえだろうって意識があるんだと思うの。
私も今までは『朗らかにしていること』というのはもはや社会の『常識』であって、それほど特別な意味のあることだとは思っていませんでした。
でもね、東京に来て更には子どもたちが日本人以外の人々と働くようになって、その価値観は変わってきたのですよ。
日本人は、笑顔と丁寧な立ち振る舞いに、もっと対価を求めるべきなんじゃないか。もっと言うと、日本人は賃金に見合っていない過剰なサービスを強いられていることに、気付いていないのではないだろうか。
つまり、安く買い叩かれているのよ。
大したお金をもらっているわけでもないのに、立ち振る舞いだけは一流を求められる。そこに『おかしくね』って疑問を持てよってことです。
最近、レジ打ちのバイトに椅子が導入されて『画期的』とかいうニュースがありましたが『そんなんとっくに導入しとけよ』と思ったのは私だけでしょうか。
または私がよく行くスーパーには『熱中症対策の為、従業員が水分補給をさせていただくことがございます。何卒ご理解のほど宜しくお願いします。』という張り紙がしてあります。いやいや、ご理解も何も勝手に飲めよって思いませんか
何なの日本
なんでどっかの企業に属した瞬間に、我々は生き物としての自由を奪われないといけないんでしょうか
これじゃあ太平洋戦争におけるガダルカナル島と大差ないって
もっと普通に働けば良いじゃん。
客も人間なら、従業員だって人間なんだから、椅子に座りながらお茶を飲みながら快適に働けば良いんじゃないの
むしろ何がダメなの
何かを我慢することに何の意味があるの
それは美徳なの
キム・サムスンの怒りに触れて、私にもそういう思いがあったな〜ということを思い出しましたね。
そしてそういう理不尽と対面した時に、外国人は怒るんですね。『上から怒られるのはオレなんだから、皆んなもっと笑顔でやってよ〜』じゃないんですよ。
『なんで笑顔でやる必要があるんだよっうっせえなあぶん殴るぞっ』
そっちなんですね。
当然文化の違いというのはありますので、郷に入っては郷に従えよキム・サムスンというご意見もあるでしょう。
だけれども自分と異なる意見に触れた時、一度立ち止まってその理由に思いを馳せてみることは大切なことだと思います。
確かに笑顔でハンバーガーを売ってくれたら気分は良いかもしれませんが、実は笑顔じゃなくてもお腹は膨れるんです。
もし心を満たしたいのであれば、キャバクラに行けば良いのかもしれません。
そう考えたら笑顔でお客様に接するということは、厳密にはハンバーガー屋の仕事ではないのかもしれないです。
日本人はとにかく真面目です。
更には国民の特徴として、他人に不快な思いをさせてはいけないと【病的に】思い込んでいる(刷り込まれている)フシがあります。
それゆえ、心の消耗がハンパないのです。現代において、他人と接することを恐れている人々の多いことよ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230331/k10014025851000.html
引きこもりの人数は推定146万人ですって。
日本は良い国ですが、社会生活のハードルがめちゃくちゃ高いという負の現実も、無視することはできません。
働くのなんか大したことじゃあねえよ。
『あざーす』
『ちわーす』
『マジっすか』
これだけ出来ればオッケーさ
無愛想オッケー
疲れたら座ってオッケー
そういう職場を作ってあげないと、これからの日本、働く人は減る一方だと思います。
その過剰なサービスは一体誰のため
一度冷静に考えてみる必要があるのかも知れません。おもてなしに疲れ果てている人がいるという現実を受け入れて、お客様ファーストから働く人ファーストに移行するべき時期が来ているのではないでしょうか。
ハンバーガー屋にやって来た
超新星キム・サムスン。
LINEの最後には必ず
『고마워(コマウォ)』
女子力高めの絵文字が付いてくるそうです。
国際社会万歳
これからは色んな価値観に触れていかないとね
今後とも宜しくお願いします
君の名前はキム・サムスン
水分補給は忘れずに