東京の端っこ在住。
22才の船員兼通信制大学生長女を筆頭に、専門学校生、高校生(2025年現在)3人の娘を育てるアラフィフ女子。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。お暇なときにちらりと覗きに来ていただければ幸いです。
こんにちは。
清々しいほどに、いつも大好きな韓流アイドル・テギョン君を追っている侍ままんです。
https://kimetsu.com/anime/mugenjyohen_movie/
またもや娘たちに見ろと言われて見に行ってきましたよ『劇場版 鬼滅の刃 無限城編』
しかもオバはん、1人で(笑)
もうね、良いんですよ。この歳になったら、ラーメンだろうが映画だろうが、1人がとにかく楽なんだからっ
さっそく最初の感想良いですか
今回も普通のことは言いません
あと、ある意味めちゃくちゃネタバレしますのでご注意下さい。中には「何もバレてねえよ」と感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、それはそれで私とは感性が違うということでお気になさらずにお願い致します
まず、エンドロールが終わって椅子から立ち上がろうとした時、めちゃくちゃ膝が痛くて立てなかったんです
一瞬、炭治郎が乗り移ったのかと思った
で、耳をそばだてていたら結構あちらこちらで囁かれていました「膝痛え」
おっさんとオバはんにとって、上映時間3時間ってのは結構キツイ
はい、これ第1の感想です。
お子さんも何人か途中でトイレに立たれていましたし、今後映画も観劇のように、2時間を超える場合には途中でトイレ休憩を挟んでも良いような気がします。
演劇などの場合には演者の休憩という意味合いが強いと思いますが、映画においても、見ているのは生身の人間ですからね見ている方の都合を考えても、休憩時間は必要なのではないでしょうか
ではここからは作品についての感想です。
【無限城】
私には【現代無限競争社会編
】に見えて仕方がありませんでした
即ち【無限城】は無限に広がるネット社会。日々恐るべきスピードで進化していくネットワーク。もう自分が何処にいるのか、何をすべきなのか、何と闘っているのか、訳も分からずもがき続けるサラリーマン。
強い者だけが生き残り、弱いものは淘汰される。「考えろ考えろ
思考を止めるな
」
やるべきことは、日々増殖しながらその姿を変えて我々に降り注ぐ。「こんなヤツに勝てるのだろうか」常に精神的に追い詰められる心理戦。
もしも私が今だにオフィスワークを続けていたら、途中でゲ◯を吐いて退出していたかも知れません
それくらい見ていて辛かった、、、。
今だから見られたと言っても過言ではない内容でしたね。
それから男女平等社会に物申す
何で男と女が同じ土俵で闘わなくちゃならねえんだよっっっっっ
ふざけんなよっっっっ
しのぶさんが可哀想だろっっっ
お前ら良く目に焼き付けておけよっ
あんたらが言う男女平等社会って、視覚的にはこういうことだぞっ
これ絶対におかしいんだからねっっ
女には女にしか出来ない仕事が絶対にあるんですなのに、しのぶさんにこんなことやらせてっっっ
男どもは何をしてやがるんだっ
悲しみよりも苛立ちが勝りました
それからクライマックス猗窩座ね。
ついに鬼が自ら【成仏】するっていう、新しいテイストでした。
これね、うちの旦那様が前の会社を辞める時、まさにこんな感じだったのを思い出しました。
大学を卒業して【日本で1番給料が良い会社に入りたい】という夢を叶えて、関西の会社で上弦になりました(笑)。
そこで寝る間も惜しんでビシバシ働きました。プロジェクトが進行している間は休みも取れず、夜中の12時過ぎに帰宅して、翌朝6時に家を出て行くような生活でした。
やがて子どもが生まれました。
長女は寝付きが悪く、とても手の掛かる子でした。夫はほとんど家に帰って来ません。
慣れない関西での生活、初めての育児、私は仲間内で誰よりも早く結婚したので、育児の相談が出来る相手もいませんでした。
若かった私は、衰弱して行きました。
何度赤ん坊をベランダから落としてやろうと思ったことか。でもそこはアパートの3階で真下は芝生でした。
「これじゃ死なないな」
そんなことを冷静に考える判断力が残っていたことが、唯一の救いでした。
福岡で「赤ちゃんポスト」が出来たと話題になっていましたが、福岡まで行く体力がなくて諦めました。そこも冷静でした(笑)
本当にね〜
今となっては笑い話ですが、当時は本当に辛かったと思います。
そんな時、旦那様は言いました。
「もう辞めるよ」
「鬼をやめる」
今になって、そんな気持ちだったかも知れないと思いました。
上へ上へ。
無限城で闘っていた彼は、どこかで気付いたのかも知れません。このままでは大事な何かを失うかも知れないと。
上弦を辞めたあと、有給休暇がめっぽう多いと噂だった現在の会社に転職しました。
その後ど田舎に家を建てて、子どもたちと毎日楽しく過ごしました。
今は東京に住んでいますが、毎週末1人で山へ出掛けては山登りを楽しんでいるようです。
どうか猗窩座様にも、安らぎが訪れていることをお祈り致します🙏
それからラスト。
気絶している炭治郎と冨岡さんが、鬼滅の制作スタッフに見えて仕方がありませんでした。
「監督〜もう動けません」「何を弱気なことを言っているんだ
3部作はあと2つも残っているんだぞっ
」「こんなにすごいCGとか本当に必要なんですか
家に帰りたいです
」
興行収入歴代4位なんて騒いだりしておりますが、、、
【現代無限競争社会】
我々は何と闘っているのか
色々考えさせられます