30分かけて隣町まで行きました。
漁連(仮名)という方。
あの日、7月6日。
車で海田町にいました。
夕方、何処を走っても冠水していました。
海田駅から元の海田温泉の通りを抜けようとしました。
ここが車の底まで冠水して、そろりそろり走りました。
抜けると国道2号線ですが、アンダーがあるので左に振り向くと。
軽自動車が斜めに浮いていました。
緊張しました。
強い雨が降り続きました。
海田幼稚園、この前も冠水。
矢野の出張所の傍を走った先は、狭い道、そして四つ辻、、左から右に濁流が流れています。
ゴン!
ゴミ箱の蓋(多分?)が車に当たりました。
色々流れてきます。
(それにしても、水の流れが「速っ!」)
先が深いのか、浅いのか分かりません。
ドアを開けて、車の底に濁流が来ているのを確認しました。
これ以上は無理。
(エンジンが浸かれば身動き取れなくなり、終わり!)
一瞬迷いましたが、バックして広い道を行くことにしました。
幸い渋滞はありません。
(帰路)
・・・用事を済ませましたが。
何だか超渋滞ですが、何処がどうなっているのか分かりません。
そのうち、緊急車両が何台も通過します。
工作車も。
けたたましくサイレンを鳴らしながら。
ラジオでは、坂、馬木、矢野東?熊野だったか?
行方不明者が出ていると言ってます。
ああ成程、坂町に向かう消防車だったんだ。
会社への帰り道、坂新地、矢野東部流通団地内は大渋滞で身動きとれません。
日が沈み辺りは暗く、車のヘッドライトとテールランプばかり。
車は止まったまま。
時々頭をよぎったのは、場所の違う、広島市内の店子。
意を決して電話してみました。
「そこは、崖の上で危険なので避難してください! 長雨で大変なので、どこかホテル探して避難してください。宿泊費用はこちらが見ますから。」
この戸建は急な斜面の上にあり、さらに急な斜面の上に他人の家があり、崩れてくれば命が危ない。
急傾斜危険崩壊区域エリアです。
この物件は安かった、90万でした。
それを100万でリフォ終えるところが、さらに100万掛かり、全部で300万近く掛かりました
利回り16%の物件です。
入居してくれたのは若い女の子で、健気に介護の仕事で家賃を。
しかしここへ避難を促す電話を決意して、入れたのですが。
「(店子)ホテルといっても、ここから平地に降りたとしても、太田川の水が溢れたら。(ゼロメートル地帯なので冠水してしまい、そんな道を走ればそれもどうか?)
大丈夫、近所の人も動いてないし、問題ないです。」
「(私)そ、そうですか?それならいいですが。もし、大変だと思ったら遠慮なくホテルに避難して下さいよ。
ホテル代はこちらが支払いますからね。」
「(店子)はい、ありがとうございます。」
僕が見ている目の前の現実と、店子の見ている現実は明らかに違っていました。
ちょっと勇み足的でしたが。
でも、やるべきことはやったと、一安心でした。
万が一、店子が死んでも、避難勧告はしたわけだから、家族も理解してくれるはずだ。
あとから分かったのですが、7月6日の約1時間だけで緊急への電話件数が320件以上もあったそうです。1日で2000件以上です…
僕が通過せずに引き返した場所って、すぐ先に土砂が一杯になった川がありますが。
その近辺では、車に土砂がハンドルの高さまで流入している写真をツイッターで何枚も見ました。
紙一重の判断でした、、、。