究極の小細胞肺癌のシンポジウムを聞き疲れたな~と思いながら
オヤジはやっとPAP(患者・家族向けプログラム)会場に行きました。
会場に入っていくと神戸肺がん患者会代表の古川さんがいらっしゃり話をしてたら
斜め前でうっちーさんが気付いてくれて、「イサムさ~ん」って見つけてくれました。
後でうっちーさんと話てる所に、なかちょんさんも「もしかしてイサムさん」って登場。
どっちも初めてなのに、全然そんな感じがなくアメブロオフ会みたいな盛り上がり。
ここの繋がりってやはり凄いもんがありますね。
そして、1日目のお昼のランチョンセミナーからの患者・家族プログラム
ランチョンセミナーと言う名のお昼を食べながらの勉強会。
PAP3 ランチョンセミナー:免疫療法って、これまでの抗がん剤と何が違うの?
京都府立医科大学 高山先生
本来人間に備わっている免疫力という力でごくまれに自然治癒する患者さんがいる。
免疫治療については1960年代から研究がなされており、その免疫についての説明。
人間の体には、樹状細胞というセンサーがウィルスを発見しリンパ球がウィルスを攻撃し
絶滅させるという仕組みが備わっている。
-1 どうして「はしか」には2度かからないのか?
1度はしかにかかると、リンパ球(メモリT細胞)がはしかの構造を記憶しているため
はしかウィルスが体内に入ると即座に攻撃出来る体制を作りはしかウィルスを攻撃する。
-2 インフルエンザの予防接種は何故毎年しないといけないのか?
インフルエンザウィルスは毎年少しづつ変化しているために、
その年に流行るであろう攻撃性のないインフルエンザウィルスを事前に体内に注入
することで、そのウィルスに対応したリンパ球が作られその時に備える。
その仕組みを使ったのが免疫チェックポイント阻害剤であり、まさに今話題のオプジーボ。
がん細胞:PD-L1を出しリンパ球を刺激しリンパ球の攻撃性を弱める
PD-1:抗体を入れる事でリンパ球を活性化したまま
オプジーボについてもエビデンスが揃いつつある
奏効率20%でセカンドラインで使用する。
オプジーボが効きやすいと言われてる患者
・EGFR、ALK遺伝子変異のない患者
・煙草をすっていた患者
・PD-L1を多く発現している癌
活性化したリンパ球が正常細胞を攻撃するので色々な副作用がある。
ここでも承認されたキイトルーダの話が出ました。
ファーストラインで使用できることと、PD-L1の発現が条件。
どうしても非小細胞肺癌向けの話と思いがちになり頭に入りにくかったんですが
この話を聞いて理解できました。
オヤジももっと患者力を上げないとダメですね。
PAP4 自分らしくがんと向き合うための、患者と家族のこころのケア
九州がんセンター 白石臨床心理士
このシンポジウムが始まったらワンステップの長谷川さんが、オヤジの横に。
あの長谷川さんが隣に居る~とちょっぴり緊張してしまったオヤジ(笑)
サイコオンコロジー科という心療内科の医師と臨床心理士のチーム
ACP(アドバンスケアプランニング)という患者の意思決定を支援する。
何の意思決定をするのか?
-1 ケアの目標
-2 自分の代わりに医療やケアの決定をしてもらいたい人の指名
-3 最後をどこで迎えるか
-4 患者の希望
こういった「考えるクセ」をつけていく事で患者と家族の理解が一致していくことを目指すことで
患者の望む治療を考えてゆくこと。
そう言えば、こんなお気楽極楽なオヤジでも実は心を病んだ時がありました。
お前はそんあ事決してないだろうと言ってるのは誰ですか?
告知から2年くらいたった頃、サイコオンコロジーで有名な先生が 岡山大学に
いらっしゃた(今は国がんのはずです)ので、もしもの時には紹介状を書いて下さい。
と言って診断書を書いてもらって休職していました。その時に旅をしてフト感じた事。
そんなブログがこれです。 → 旅 の途中?
今くらい心のケアと言ってる時だったらもっと楽に戻ったのかもしれませんが
たった4年前ですがそんな時代だったんでしょうね。
それとも、主治医がこんな奴の心が壊れる訳ないと思ってたんでしょうかね(笑)
と、まだ1日目の事を全部書ききれていません。
長くかかりそうですが、記録として出来るだけ残しててみようと思っていますので
関係ない、興味ない方は読み飛ばして下さい。
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