古賀 いずみ(こが いずみ/別名:古賀泉[読み同じ]/1967年4月24日~)は、日本の歌手。ポップス・デュオ「カズン」(cousinとも表記)のヴォーカル(女声)担当。

 

 

 

1967年4月24日、古賀 泉は東京都狛江市の和泉多摩川で生まれ、埼玉の狭山で育つ。

 

幼少時から歌唱を好み、小学1年生の七夕で短冊に「将来は歌手に」と書いた。

 

小学4年生から東映児童研修所に所属して「古賀泉」名義で子役として活動、代表作としては、1976年7月10日-1977年1月29日に東京12チャンネル(現:テレビ東京)で放送された特撮コメディドラマ『ぐるぐるメダマン』の「アズキアライ」役がある。

 

創価大学経済学部へ進学。

大学在学時は学内音楽サークル「ライト・ミュージック」で活動。

その傍らで参加したビクター音楽カレッジ学内ボーカルオーディションで「ホープ賞」を受賞、ソロ・デビューにつながった。

 

 

1986年1月21日、シングル“海が見える場所から”(作詞:伊藤アキラ/作・編曲:馬飼野康二)をビクターレコードから発売して、「古賀いずみ」名義でソロ歌手デビュー。B面には“少しだけランナウェイ”(作詞:滝島直美/作曲:大町秋一/編曲:馬飼野康二)を収録。

 

 

創価大卒業後はNTV系列『ルックルックこんにちは』の「こころの歌コーナー」にレギュラー出演して童謡唱歌を歌い、CMソングやTV番組でコーラスなどを経験。

 

 

1992年、それまで別々に音楽活動をしていた従弟の漆戸 啓(うるしど ひろし/1973年5月13日-)と東京のスタジオで再会し、従姉弟(いとこ)デュオを結成。

 

 

1993年、二人の共通する祖母が死去。大好きだった祖母に捧げるオリジナル・ソング“おばあちゃんの誕生日”を制作して「いとこーず」名義でライヴ活動をスタート。古賀は女声のヴォーカルを担当し、漆戸が男声ヴォーカルとピアノ、作詞、作曲、アレンジを担当する。なお、“おばあちゃんの誕生日”は1997年のアルバム『ふたりのSomeday』に再録。

 

 

1995年3月24日、シングル“愛なんて信じない”を発売して「カズン」名義でデビュー。グループ名は「いとこ」を意味する英語「cousin」に由来し、英語で表記することもある。

7月1日、2ndシングル“ベルが鳴った”を発売。

10月16日、3rdシングル“冬のファンタジー”(作詞:カズン・小林和子/作曲:カズン/編曲:本間昭光)を発売、サッポロビール「冬物語」シリーズのCMソングに用いられて、オリコンのシングル週間ランキングで自己最高の8位を記録、CDセールスでも70万枚以上を売り上げた。なお、ノンクレジットであるが、コーラスに槇原敬之が参加している。

 

 

1996年2月26日、5thシングル“水曜日に会いましょう”(作詞・曲:カズン/編曲:清水信之)を発売、メナード「ジュピエルリップスティック」CMソング。

 

5月20日、2ndアルバム『ラブ&スマイル』を発売。“冬のファンタジー”収録。

 

8月26日、6thシングル“夢追いかけて”を発売、松竹映画『宮澤賢治 その愛』主題歌に起用される。

 

 

1997年1月1日、3rdアルバム『ふたりのSomeday』を発売、表題曲“ふたりのSomeday”(作詞:カズン・小林和子/作曲:カズン/編曲:森俊之)は明治乳業「明治LOVE」CMソング。“おばあちゃんの誕生日”(作詞・曲:カズン/編曲:森俊之)収録。

 

 

1998年12月12日、4thアルバム『tomato baby』を発売。“あなたに会えてよかった”(作詞・曲:カズン/編曲:漆戸啓)収録。

 

 

2001年、テイチクレコードへ移籍。

7月25日、移籍第一弾リリースとなった10thシングル“ひまわり”を発売。「ボランティア国際年」サポートソングとして広く認知される。

 

同年、9・11テロを契機に開催された「アフガニスタン難民チャリティーコンサート」に参加し、募った義援金1756万円を現地へ赴いて届けた。

 

 

2004年1月15日、5thアルバム『おかえりなさい』を発売、“ひまわり”収録。

 

7月7日、12thシングル“風の街”を発売、NHK-BS『列島縦断 鉄道12000キロの旅 〜最長片道切符でゆく42日〜』テーマソングに起用され、インディーズチャート第1位となった。

 

11月25日、1stミニ・アルバム『風の唄』を発売。“風の街”のアルバム・ミックスとヒロシだけバージョンを収録。

 

 

2006年8月6日、13thシングル“僕が君から借りたもの”を発売。平和への想いを込めたこの歌は、広島をはじめ全国の小学校を中心に合唱曲として歌われている。

 

 

2005年、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターらとともに広島長崎被爆60周年世界青年音楽祭に出演した。

同年、広島県廿日市市の子どもたちと「平和を願うコンサート」を催し、楽曲“僕が君から借りたもの”は中国電力のCMに用いられた。

 

 

2007年に「歌の宝箱・虹の会」を発足し、地域密着型『親子ファミリー“歌”のコンサート』を始めた。

 

 

2008年、ブラインドサッカー応援ソングとして制作した“キミノコエ”、“GOAL”が、同競技アジア選手権大会の公式応援ソングに認定される。

 

 

2009年に初のソロアルバム『君が眠ったあとに』をキャンディレコードから発売。

 

 

古賀は、40歳以上限定のカヴァー曲を歌う「R40」スタイルのソロ・ライヴを開催。また、学校の教室などでトーク&ライヴを催し、ソロの歌声と卑近なトークが好評を博している。

 

 

2010年、コンサートツアー「岩崎良美×カズン 七色音色〜なないろねいろ〜」を岩崎良美とともに全国各地で開催する。

 

 

2011年、JICA(国際協力機構)の国際協力プラットフォーム「なんとかしなきゃ!プロジェクト」著名人メンバーに任命される。

 

 

2012年、UN Women(国連女性機関)さくら親善大使に任命される。
同年、新コンセプト〝C〟シリーズのミニアルバム『C1』『C2』を発売した。
 

 

2013年、JICAとのタイアップにより奇跡の現地レコーディングが実現した、アフリカのウガンダ共和国の子どもたちとのセッション“The Pearl of Africa”を発売。

 

11月12日、ウガンダ共和国の親善大使に任命される。

 

 

2014年、被爆2世の調律師・矢川光則と被爆ピアノ(ミサコのピアノ)とコラボレーションする。
 

 

2015年、「カズンと歌おう!ライブ2015〜One World One Harmony Tour〜」 全国公演を実施。

9月9日、20周年二重唱プロジェクト第一弾として、レーベルを越えたオールタイム・ベスト・アルバム『カズン 二重唱〜夢色ノート盤』を発売。通算7枚目のアルバム・リリースとなった。

 

 

2016年2月10日、20周年二重唱プロジェクト第二弾として、オリジナル・アルバム『カズン 二重唱~虹色ノート盤』を発売。ブラインドサッカー公式応援ソング“キミノコエ”と“GOAL”や、合唱曲として広く全国で歌われる “wave”等を収録。また、“ココロの色 with 岩崎良美 〜虹色ノートMix〜”では岩崎良美と共演した。“The Pearl of Africa”の虹色ノートMixヴァージョンも収録。

 

 

2019年、「カズン~やっぱ生でSHOW!~冬は必ず春モニー♪ライブ2019」全国公演を開催。
 

 

2020年3月24日、25周年の節目に、オリジナル・アルバム『素敵なmusic』を発売、 “小さい春みつけた”、“プレイボール”を含む全10曲収録。

 

 

 

現在、カズンとして日本各地の学校や劇場でコンサートツアー展開しながら、ソロでも活動中。

 


 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「カズン」

 

 

 

 

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