夢を与えてお金を取る商売 | 井上通訳サービスのブログ

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英語は必要に迫られて使えばすぐ上達します

若いとき、自分が何者かになれるような気がしたのか、

俳優の養成所やメイク学校に通ったことがあります。

 

地方から出てきた子が、私は何が何でも女優にならないと帰れないと皆の前で言っていました。

私は運動神経もなく、幼稚園のとき、劇の踊りを覚えられなくて、女の子の役を下ろされてねずみの役に格下げになったような子供でした。

 

俳優学校もメイク学校もプロに育てることが最終目的ではなく、夢を見させてレッスンを受けさせて授業料で売り上げを上げる商売です。

 

本の出版もそうです。

ド素人に自費出版させて本を出させて売り上げを上げるのです。

作家でもなんでもない素人を先生先生と呼んで良い気分にさせて。

本が売れてその売り上げで儲けようなんてことは全く期待していないのです。

 

夢を見させられているだけだと冷静になる必要があります。

でないとお金をつぎ込んだだけで終わってしまうのです。

 

今私がハッキリ言えることは、有名になるなんて望んでなれるものではないし、有名になったってだから何?と言う感じです。

有名人だった人が人気がなくなって普通人になってしまった人もたくさんいます。

 

100万円払えば有名になるお手伝いをしますよという会社が誘ってきたとしても、

そのお金でスーパーで好きな食べ物を買った方がずっと有意義だと今なら言えます。