「華絵ちゃん、君はねえ、ボクの小型版。」
「は？」
言われたときはちょっと複雑でした。
正直、受け入れがたい心境。
なぜって、
その人はまったくもって
「変人」だったから 
今世は さびしいかな、
もう二度と会えないご縁でしょうが、
因縁なのだろうか
彼の言葉を借りると、これぞ
「サインカーブ」なのか。
ときおり思い出すのです。こうして。
わたしの占術の恩師です。
何かがアンテナにひっかかると
自分のことなんてそっちのけで
どこかへすっ飛んでいく。
そんな人でした。
生粋の日本人でしたが、
瞳はめずらしいような
ブルーグレーをしてた。
時が経てばたつほど、
教わったことが色濃くなってゆきます。
「君はねえ、ボクの小型版。」
これも 受け入れざるを得ないなあ
なんて思う昨今です。
と同時に、
理屈抜きの 底知れぬパワーが
内側からわいてきます。
恩師はわたしの中で
ずっと生き続けています。
彼を妄信することは
まったくもってしませんが、
生きてゆくうえで
一番大切なエッセンスは
同じ根をもった共同意識体のように
感じます。
人との出会いって
不思議ですね。
それはまるで
自分を知るために
あるとき
自分の一部に出会うような・・・。
伊野華絵ブログ ヘルメスの丘
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