一年で一番気持ちの良い季節がやってきました。
太陽の光は増し、新緑の「グリーン」が ひときわ眩しいこの季節。
とりわけ、今日は 道を歩いているだけで 恍惚感を味わえるほど
ほんとうによいお天気でした。
午後3時を過ぎたころだったかと思います。
部屋の窓からふと庭に目を遣ると、急に 草木や土を触りたくなり・・・
3分後には 軍手と鋏、ごみ袋を持って 庭の落ち葉拾いを始めていました。
木陰に入ると なんとも気持ちの良い空気感で・・・
元気すぎる雑草をむしりながら、
「雑草と思うからこうして引き抜いているけれど、こちらが勝手にその草を「雑草」と分別しているだけなのよね」
そんなことを想い、いっとき手が止まったりして。
大きなミミズやダンゴムシを見つけると
「案外、昔ほど嫌ではない」
と思っている自分に気づいたり。
庭の様々な種類の木々から 赤ちゃんのような新芽や 生き生きとした青い葉が顔をのぞかせていると
「生命力ってすごいなあ」
とほれぼれしたり。
枯葉を掃除しながら 最後にふぅ~と全身で感じ取ったこと。
「やりたいと思い立ったときに やりたいと思ったことを やれるだけできること」
これは本当に、本当にすごい幸せなことだな~ って。
もしも そのときのわたしの状況が、
「庭掃除して。」
と、誰かから命令されたうえでの行為だったら そのときわたしのなかで同じような幸福感はあるだろうか?
そんなことを 「庭でのひととき」 から教わりました。
自ら選択して起こした行動は 「自発性」 を伴います。
自ら選択して起こした行動は 「光」 を放つのでしょう。 それは行動しているその人の中に、抵抗や葛藤がない状態。
だから 本人が 「楽しくて気持ちよい」のです。
初夏に向けてますます光を強めている 「太陽」。
太陽は、太陽系で唯一の「恒星」です。
「恒星」とは、「自ら光る星」 のことです。
ほんの30分ほどの庭いじりでしたけれども、
太陽の光を浴びながら、自分の内側の太陽が呼応したようで 心地よい土曜日の午後となりました。
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